¡ 世界にふらりラフに生かせ !

あなたの興味にカスる率1%を目指す雑記ブログ

向田邦子さんちでアタシもゴロゴロしたい!

アタシのうちにはテレビがない。

離婚したとき片割れが持っていった。

 

まあ、もともとテレビはあんまり見ないし。

どーしても見たければ階下の母宅で見られるし。

いつものことだが、無くてもゼンゼン困らない。

 

さて、ついさっき。

そんな階下の母宅で7時のニュースの後、「ブラタモリ」が始まったのでそれをブラ〜っと見ていたら、その後「トットてれび」がこれまたふら〜っと始まった。

 

ああ、そんなの今やってんだっけねえ。。。さて、風呂でも入っちゃうか、と寝そべっていたソファからヨイコラ起きようと思ったところで、

 

 

 

ムコウダクニコ

 

 

という7文字が耳に飛び込んできて、アタシみゆまっしー。いきなり良い子ちゃん座りをしちゃったね。で、そのまま真剣に最後まで見ちゃったよ。うん。

 

この人の文章が、アタシ文句なしにめちゃくちゃ好きなんだ。その文や構成ももちろん俊逸なんだけど、なんだろう。日常の何気ないヒトコマの掬い方が本当に名人芸。ただただ凡人みゆまっしーはホッペタを上気させてうっとり本に頬ずりするばかりである。

 

師匠!弟子入りさせてください!!とか言って押し掛けて、今日のドラマのトットちゃんみたいに向田さんが執筆している横でゴロゴロして、で、さつまいものレモン煮とかを作ってもらっちゃったり、「おやつ代」なんて書いてあるポチ袋をもらっちゃったりしたいなあ。ゲヘゲヘ(妄想中につきエサを与えないでください)

 

しかし残念なことにアタシは同時代人ではない。アタシが彼女の作品を読み出した頃には既に鬼籍の人だった。全部を一気に読みあさり、ついでにプロデューサーの久世光彦氏の 「触れもせで」 などで側面から向田邦子という人を知るにつけ…

 

ナマの向田邦子さんに会ってお話したいと心の底から思う。人としての魅力が突き抜けているのだ。知的で、茶目っ気があり、おしゃれで、負けず嫌いで、アネゴ肌で…

 

ああ…かっこいいなあ・・・

 

 

 

そんな彼女の本のなかで一冊を選ぶなら文句なくコレ!

父の詫び状 (文春文庫)    Kindle版

 

随筆なんだけど小説としても充分読める。ともかく短編ってのはこうあるべき!のお手本だとアタシは思う(この人が文章読本書いたらどんなになるのか、見て見たかったなあ)。思うだけでちっともお手本にしていないから、アタシの文はいつもダラダラ。くうう〜自分でわかっちゃいるのよ。できないだけ!

 

ああ、画像撮るために本棚からせっかく引っぱりだしたのだ。久々に読んで勉強するかな〜と、殊勝に高尚なことを思う一方で、いやいやそれよりパソコンでお絵描きする方が先よ、と悟りの開かれていない千手観音(単にイロイロ手を伸ばすだけ)は思うのだった・・・

 

さて、脚本家でもあった向田さん。でもごめんね。やっぱりドラマより貴方の本が好きです。もちろんドラマにも貴方の日常の切り取りのきらめきはスゴい光を放っているのだけれど。

 

 

 

 

アタシ、テレビ見ないんで。

 

 

 

おしまい。 

 ◉こんな記事も書いてます◉