アタシみゆまっしー。久々に月曜お題の「日本語」いってみよーかな。いつものよーに、ラフによろしく!
さて。さっそく今日のテーマである。
アタシは「バツイチ」という言葉が嫌いだ。理由はしごく簡単。なんで離婚が罰…じゃなかった、×なんだ!◯だっていいじゃないか!プンプン。と思うからである。もちろんそう思うのは、自分がまさにその状態だからなのは言うまでもない。
さて、つい先日こんな記事を書いた。
※アレハンドラ:私の語学の先生。学校に通っているとき、そこでヘッドハンティングした。現在週に2回うちに来てもらい2時間レッスンを受けている。学校に通っているときは離婚中だったが、最近だんなとヨリを戻した。高校生の娘が一人いる)
で、自分で書いていて(文を書いたのは2004年だが)、「離婚中」って日本語としてどーよと思ったついでに、妙にザワザワ気になったワケだ。
この「◯◯中」の用法については以前本で読んだことがあった。何で見たか忘れてしまったのだが、◯◯中、と言うときの◯◯には予め終わりが予想される行為しか通常入らないらしい。
註;今回は行為の場合のみ。家中、午前中など場所や期間についての用法は言及しない
例えば入院中。これはいつか治癒して退院するからこそ今は入院中なわけだ。だから「退院中」はない。そーしたら退院は一時的で、また入院することが前提になってしまうじゃないか。病気中はあっても健康中はないのよ。そういう論理である。実にわかりやすい。
同じように婚約中。この行為も基本的には終わりがあるものである。ま、決してゴールが結婚とは限らないけどね。破談になって終わるケースもあるわな。しかし、ずーーーーっと「婚約中」ってのは基本的にはない。赤毛のアンの作者「モンゴメリ」が、よくこのネタでお話を書いているけど、ま、あれも最後はなんだかんだいってゴールインするわけで。よってこれは正しい使い方であると言えよう。
さて次。結婚中。
「わたし、今、ついに結婚中なのよ〜」
めちゃくちゃヘンである。例えば「結婚する」は瞬間動詞だから、結婚届を出しているとか、結婚式をちょうどしているとかいう場面だとしても、まずアタシ達ネイティブ日本人はこうは言わないだろう。
※言うとしたら「婚姻届を出しているところ」「結婚式の最中(もなかじゃない)」など
「ああ、彼女?うん。結婚中。もう3年になるんじゃない?」
「結婚している」という継続としての使用でもやっぱヘンである。つまり、結婚は終わりを想定していない行為だというカンペキな証拠である。
では問題の離婚中だ。
「離婚調停中」。これなら問題はない。調停はいつか終わるべきものだから。しかしそれも済んで晴れて落ち着いた「独り身」となった場合。どんなもんだろか。
先ほどのアレハンドラの場合をもう一度引用すると
学校に通っているときは離婚中だったが、最近だんなとヨリを戻した。
この場合、結果としては一時的な状況だったわけで。なんだか終わりが想定されていたみたいだからアリなような…。
しかし一般的には?終わりを想定しているのか。離婚の終わり、とはつまり復縁もしくは再婚だ。これをヒトは望むのか?コレに至るまでの一時的な期間なのか?結婚の状態が望ましい、ってことだったら考え方としてはバツイチと同じじゃないか。未婚も含めて独り身というのはそんなにイケナイことなのか?
これを考えだすとかなりの迷宮に入り込んでしまうので今回はやめておこう。
「ま、ほんといい人がいたら再婚してもいいけどね。そーじゃなかったらもう結構。一生独り身でいいよ。うん。」
世の多くの離婚者さん、こう思っていない?よっぽど懲りて「もーーー絶対カンベン!!」ってヒトもいるかもしれないけどさ。とりあえずアタシはこう思ってるよ。
そこでするかしないか分かんないけど、未来を含めた言い方の「離婚中」の方が、「バツイチ」という過去の行為のみをネガティブに捉えた言い方より、なんか
前進している感じがする。
それだけの理由で今はいいことにして軍配をあげよう。そう離婚中のみゆまっしーは思うのであった。
ところで。
りこんちゅう。
決して
Re:昆虫じゃないから。そこんとこよろしく!
こっそり世の中にとけ込んでるつもりのRe:昆虫みゆまっしーの図
おしまい。
このカテゴリー【日本語】のトリセツ。日本はピンク映画とかってH映画をいうけど、では英西中では何色?その答えもこちら↓