さて。週末が近づいてきた。ま、アタシには関係ないけど。
ボーナスの時期も近づいてきた。これまたアタシには関係ないけど。
好き勝手にポヤーっとモノを作り、土日中心に各種手作り市に行商に行って自分と相棒ハレルのメシ代を稼ぐ、時間は王様・財布は乞食ことアタシみゆまっしー。でも、ま、時間は乞食・財布は王様よりいいや。てなことで今日もよろしく。
えーと。今はイヌミトンを作ってるんだな。
でも。昨日はそれが進まなかった。
午後ずっと業者さんが家のナカだのソトだのバタバタ出入りしていたので、ゆっくり仕事なんか出来る状態じゃなかったんだ。
制作がノっているときに
「あの〜ちょっと見てもらっていいですか?」
なんて言われても、
「イヤです!」
マジ顔で言いそうなんで。そこで始めっからやめておいた。
そこで昨日は自分の服のお直しをコチョコチョやった。
お直しその1)和布メモリアルパッチワーク・スカート
もう15年以上ご愛用のスカートである。
メキシコにも持って行っていた。ジーパンにデカい金を入れ、上からこれをはいておけば、まあ強盗に取られる心配がない(人影ないところに連れて行かれたら関係ないが)。じつにセキュリティー的に有効だが、今から思うと「お金持ち・ニッポンジン」を前から横から背中から猛烈アピール。まるで動く標的だったのでは???でも結果的にナンにもなかったからよしとしよう。
現在も手作り市などイベントの時によく着用している。
赤系の和布をベースにしたパッチワークなのだが、単なるパッチワークではない。
みゆまっしー親族の時空間超えパッチワークなのだ!
- おばあちゃんの着物アレコレ
- お母さんの結婚式の引き出物の風呂敷(寿・見つかる?)
- お姉ちゃんの七五三の黄八丈
- 伯母さんがアタシに作ってくれたウールの着物
- いとこのお姉ちゃんから回ってきたお下がりの着物
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そんな布がこれでもか!これでもか!と使われている。おばあちゃんなんてアタシが2歳のときに虹の橋を渡ってしまっているからピンと来ない。でもこれを履くと一緒。お母さんの若い甘い思い出も一緒。2歳上のお姉ちゃん、大好きな伯母ちゃん、虹を越えるのが早すぎた従姉…みんなみんな一緒。
で、アタシはみんなを尻に敷いている。
すまんね。おほほ。
で、正絹はやっぱりどうしても擦れから弱ってくるので時々補修が必要だ。
今回直したのはコッチの面では2カ所だが、全部で7カ所直してるね。どこかわかるかな?お直し探し、やってみよう!10秒以内に見つけられたら君はお直し探偵・免許皆伝だ!ちょっと自慢してもいいだろう(ダレに?)。
お直しその2)ジーンズリメイク・市松和布スカート
これはメキシコから帰ってきてから作った。それでも10年近くにはなるかな?やっぱりイベントのときよく着用している。
めちゃくちゃ作るのが大変だったので、いいな、欲しいなと言われても…
正直もう一回作る気がしない。ごめん。
とかいって、これを作るための段ボール製型紙はちゃんと取ってあったりする。断捨離できないオンナなのだった。
そこで断捨離できない布や服がゴロゴロしているプチ・ゴミ屋敷。またの名をアトリエ。でも思い出は買えないし、他のものと変えられない。
布のまま眠っていると単なるタンスの肥やしだけど、こうしてスカートになればアタシと一緒。外国だって一緒だよ。擦り切れたら何回でも手を加えて新たな布を足して。歴史がドンドン積み重なっていく。
使って・直して・愛して・触って、思い出す。
大勢の愛する人たちの時空間を共有して。
時間とココロは王様で。
財布は…ま、強盗に遭わない程度にはその中身、持っていたいなーーー。
おしまい。