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明け方4:00は命がけ【メキシコ祭り情報2004】

※この写真は今回の記事の祭りとは別のパツクアロのもの

 

さて。今日はめちゃくちゃ気合いの入っていないヤツで。そう。過去の友人へのBBCメールのコピペ記事シリーズの第三弾である。

昨日の【日本語】でもお祭りネタだった?けど、ちょうど今回はメキシコのお祭りネタ。季節はズレてるけど、どーせ昔の話だし。細かいことは気にすんな!んでは今日もよろしく〜!

(※今回もこの色部分がオリジナルを改変した箇所である)

 

メキシコ祭り情報「アルボラーダ(夜明け)」

 

みなさんこんにちは。みゆまっしーです。BCCで失礼します。

 

基本的にウィークディは朝は自宅でのスペイン語の個人レッスン、午後は美術学校で織物教室で疲れきっているので、夜はなんちゃって日本料理かニセモノメキシコ料理を作ったり、こっちのテレビドラマなんかを見ながら織物をしたりしてマッタリ過ごしています。

 

家での織物は先ほどほぼ仕上がり、今週末ここから1時間ほど車で行ったところに住んでいるメキシコ人の友達Cが一人暮らしを近々始めるので、新居祝いにプレゼントしようと思っているところ。けっこうイイ出来なので、ちょおっと惜しいような気もする今日この頃です。

 

   ※これがそのプレゼントした織物

 

さて今回は、先先週のこの町サン・ミゲル・デ・アジェンデでの祭り、「アルボラーダ(夜明け)」を、独断と偏見に満ち満ちてリポートいたします。

 

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前夜にあたる金曜の未明から町の中心の広場では音楽なんかが始まっている、ということだったが、なんせ花火は3時とか4時とかから始まるというので、私とC(この日の前日家族と喧嘩してアタシのいるこの町に逃げてきた。だから家を出て一人暮らしをするんだそうな)は1時くらいまで仮眠を取って万全の体制に。

 

この日の前日にこの広場で偶然会って友達になった日本人のIさん(この町にアメリカ人の奥さんと暮らしている。女の子が生まれたばかり)とは、この広場の一画にある町のシンボルのカテドラル(大聖堂)前で落ち合うことになっていた。

 

その前にCと二人屋台のホットドックなんかで軽く腹ごしらえをしていたのだが、若者が騒いでいるわけでもなく、子どもも目立つし、みんななんとなく大人しい(まあ、明け方2時とかだ。多分ただ眠いだけ)。とはいっても鳴り物なしでは生きられないこの国のこと、ちゃんとあちこちで音楽が奏でられているし、歌っている人、踊っている人もちゃんといる。

 

 

3時半を過ぎたあたりで、パレードが音楽も高らかにどこかからやってきた。どデカい張り子の人形(なかに人が入っている)を先頭に、楽団、その後に「のぼり」みたいなのを持った人、ただ飛び跳ねたり叫んだりしている人びと(言ってみれば青森ねぶたのハネコたち)…。宗教的な意味があるらしいが、イマイチ説明が難しくてよくわからなかった。広場を2、3周して、またどっかに音楽と叫び声と共に消えていった。夜中の3時過ぎ。その楽団が通る道沿いで寝ている人々は、とんだ災難であるが、きっといつものことなので気にもしないのだろう(そもそも寝ているのか?)。

 

4時が近づいてきた。その頃やっとIさんがやってきて、祭りもなんとなく始まる雰囲気に。するとそれまでカテドラル前に座っていた人々が、道をはさんで反対側にいる私たちの方に向かって突然走ってきた。

 

「?!」と思った瞬間、花火がこっちに向かってカテドラルの方角から、どびゅん、どびゅんと飛んでくるではないか!!

 

普通花火というのは上に向かって打つものだろうに、間違えて倒しちゃったのか?どう見ても真横、こっちを狙っているとしか思えない角度である(後でこれは失敗でもなんでもなく確信犯的行動であることが判明する)。

 

あたりはまさに阿鼻叫喚の渦。近くにいたメキシコ人のオヤジは私の背が高いのをいいことに私の腰に捕まり花火の楯にするわ、上着を頭まで持っていって防護するも火花が時々当たってなんだか熱いわ、そこらじゅう煙でモクモクになって煙いわ、ともかく信じられない状態である。花火が当たらないくらいのところまで逃げたものの、いつまで続くのかと思ったらなんと30分以上もこの状態が続いたのだった…。

 

Iさんは一週間前の牛追い祭り(この街にはスペインの有名なサンフェルミンの牛追い祭りとそっくりな祭りもある)で牛の前に飛び出していったというので、牛と花火、どっちが怖い?と聞いてみたところ、牛は一直線に来るとは限らないから牛かなあ~と言ってはいたが、これもかなり怖いことは確か。体験したくはないが銃撃戦の中にいるってこんな感じなのかなあ…。

 

その馬鹿花火が飛び交い鳴り響く中、上空には大玉打ち上げ花火なんかも時々上がる。紛れもなく日本人の私とIさんは、ついつい「たまや~」「かぎや~」と叫び、メキシコ人Cにも強要するが、しかしケムい。

 

結局仕掛花火なんかも入れると終わったのは5時過ぎだった。でも、この最後の仕掛花火は気に入った。「城」という名のコレは下の方から順にいろいろあった後、最後に一番てっぺんがUFOのように飛んでいって最後にどーんと花開くのだ。実にオモシロい。アタシが商社マンなら日本に輸出を速攻検討するところである。

 

結局その後また屋台でタコスを食べ、この時間でも開いていたバーでビールなんかをちょっと飲んだり、居合わせたお客さんたちとおしゃべりしたりして、まさに夜が明けはじめた7時頃(でもまだなんとなく暗い)私たちは家路に着いたのだった。

 

 

以上メキシコ祭り情報でした。お付き合いありがとうございました。

みゆまっしー Fri, 15 Oct 2004

 

 

過去2回のメールコピペ記事はこちら(潔癖性さん要注意)