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自分を磨くメキシコ人・車を磨く日本人【日本・メキシコおしゃれ志向・後編】

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前回メキシコ人の絶対外せないおしゃれポイントについて述べた。

 

 

今回はその後編である。我らが日本である。さっそくいってみよう!

 

「見えないオシャレこそが粋」の日本人

では、日本人がオシャレで力を入れるところはドコなのか?

これは自分の国のことだけにヘタなことを書くと面倒だから、これまたメキシコとの比較からまずは日本を見てみよう。うん。

 

1)「自分より車を磨く」日本人

メキシコ人に日本といって連想してもらうと出てくる単語はトヨタ・ニッサン・ホンダ・スズキ・・・。あ〜はいはい、ありがとう。

 

そんな車王国ニッポン。走っている車はみんな新車?いえいえそんなことはありません。でも向こうの人たちにしてみたらそう見えるんだよね。

  • 車は皆ピカピカ磨かれている
  • 凹んだり壊れていたりしない

 

逆にあっちじゃ、ホコリでお絵描き出来るのは当たり前。

ついでに後部座席に行きやすいように2ドアの車の助手席が外されているのはタクシーなんかでよく見るけど、サイドミラーがない、ドアがない、ライトがないなんてのもヘーキで走っている。

ま、そもそも運転免許なんかもほとんどの人ないし。タイヤが4個ついてるだけで、それでアタシの命が1個あるだけでめっけもんなのである。うん。

 

そんないいかげんメキシコのお話はこちらにも。


 

あとこれはフランスの話だけど、どう見ても車間距離が近すぎの路上の縦列駐車をみて、これじゃ車出せないじゃん!どうするの?って現地の人に聞いたら

「前にガン!後ろもガン!って当てて、スペースつくるんだよ。簡単さ」とあっさり言われたよ。あっちじゃ当て逃げって単語はないのかね?

 

つまり彼らにとって車は実用性が大事。走れればOK。洗車?何で必要なの。車へこんだ?だから?ワケ判んないってところである。

 

あと日本では、家賃のめっちゃ安いアパートでカツカツ生活だけど車はBMVやポルシェっていうのもよく聞く話だ(この女性版は借金地獄だけどシャネルにヴィトン)。

 

こういうのを考えると、自分のことは二の次でモノを偏愛する傾向が日本人にはあるのかな〜?とか思っちゃう(で、その反動としてミニマリストが生まれたのか?)。

 

まあしょせん人の好みだから、本人が幸せならいいんだけど。うん。

 

2)「ナチュラルに自分のウチソトを磨く」日本人

もちろんモノに頓着しないヒトもいるさ。

じゃあ一般的に日本人のおしゃれポイントってなんだろう?

 

日本にはもともと自分をキラキラ・ハデハデに飾り立ていることを粋としない文化がある上に、バブルが弾けてからコッチ、さらに輪をかけて「ゴージャス」というものは悪趣味でナチュラルを良しとする文化が定着している気がするのね。

 

このナチュラルであること。これが日本人のオシャレポイントでしょ!これに関して日本人は自分の内側にも外側にも、力もお金も注いで磨いていると思うんだ。

 

例えば。

夏に海外で日本人女性ってすぐわかるよ。なんで?

 

ズバリ。露出の低い服装をしている東アジア人、それが日本人女性だ。

日本人女性はバッチリ日焼け対策をしているからな(帽子被って、アームカバーして、ショールして、ついでに日傘もさしちゃう)。世界でイスラムの人の次に肌を覆っているのではなかろうか。うん。

 

日本人女性がそこまでして守りたいものは何か。

それはシミのない美しい素肌

 

ちょっとのシミは厚塗りして隠しちゃえ!って思考にはならんのよアタシたちは。ホンモノの美白のためなら化粧品だ、サプリだ、食事だ、体操だ…なんだってするさ!金もかけるさ!…かけられないなら少しでも紫外線に当たらないように自分を守るさ!髪型を犠牲にしてでも帽子をかぶるさ!

そう、いっときの見た目なんてどーでもよし!長期的・絶対的な真の美を追い求めるのよ!

 ホントに日本人女性の素肌はそれだけバッチリ守っているだけあって、本当に美しいとアタシは思うよ。うん。あんまり見せる機会がなくってもったいないねえ。うん。

 

 

男性の髪型だってさ。 ジェルでがっちり固める?おいおいポマードおじさんかよ、とまではネオ七三あたりが流行りだしてから言われないにしても。


でもね〜。ナチュラルじゃないんよ。それよりはやっぱりワックスで自然な仕上がりってやつでしょ。

 

そうこの「自然な仕上がり」が日本人の大好きキーワード!

 

このキーワードを軸にして、手がかかってなさそうで計算されつくされた「くせ毛風パーマ」だの、自然素材の柔らかさを追い求めた「まるで麻のようなしわ加工の合成繊維」だのといったヒネリ技のナチュラルおしゃれが日々生まれている国。それが我がニッポンである。

 

本当の真性ナチュラルはけっこう「ダサい」と切り捨てられがち。

ナチュラルっぽいのに本当は手がかかっている、手間がかかっている、お金がかかっている…こういうひとつヒネッたのが好きなんだね。ヒネクレた国民である。ああメンド。そう思うアタシが一番ヒネクレているんだけど。うん。

 

 

さて。最後にひとつフォロー。

やっぱり日本人は勤勉だし、いろいろ勉強熱心だって思うこと多いね。ほんとは車だけじゃなく、外面だけじゃなく、自分の内面をけっこうみんな磨いているんだな。

で、それを俺、こんなこと頑張ってんだぜえ〜!ってあからさまに見せると嫌がられることが多いから、あんま皆さんストレートに見せないようにしているけど。

そう。基本見えないとこで。いろんなところをせっせと磨いてるんだな日本人!

 

メキシコ・日本のオシャレ志向のまとめ

  • 髪型と靴がオシャレポイントのメキシコ人。他人目線。特に異性に媚び売ってナンボ・相手にカッコ良く見えてナンボである。あくまでビジュアル重視。内面?何それおいしいの?あんまり磨かない。
  • 自分よりモノを大事にする傾向のある日本人。といって自分を大切にしないわけじゃない。ナチュラルを軸に身体にいいこと、自分にいいことはドンドン実践。自分目線。異性に媚び売る姿勢はあからさま過ぎると皆につまはじき。

 

ま、別の言い方をすると、人の目にすっきりスマートに見える「清潔感」を大事にするメキシコ人は本当に清潔なわけじゃない。

そんな実例はこちら。

 

それに対し「清潔」大好き日本人は、ほんとはめちゃくちゃキレイ好きなのに、そう見せないようにワザとクシャクシャ頭やらシワシワTシャツを着たりするってこと。

 

あれ?そういう話だった?まあいいや。で、キミはどっち派?

 

 

おしまい 。