今回はペットと同じ飛行機で機内持ち込み(座席まで一緒)または受託手荷物(ペット専用の場所だけどスーツケースみたいに貨物室に預ける)として行く場合のチケットの購入の流れをまとめるよ。
※国によっては航空貨物でしか入国を認めていない国(豪、NZ、ハワイ、香港など…)もあるけど、ここではそうした場合には言及しない。ごめんなさい。
航空券購入!その前に
行くこと決まった!即チケット購入!
ちょっと待った!
貴方の行く国のペット輸送の条件とかはもちろん調べてあるよね?国によって輸送方法とかペットの種類の制限とかイロイロあったりするわけで。
まだだったら、ちょっとこちらを先に覗いてみて。
その国に一緒に飛行機で行ける!出発予定日までにすべての手続き終了の見通しOK!そんなこんなを確認したら、いざ進め!
航空券購入(人・ペット)までの流れ
機内持ち込みか受託手荷物・どちらにする?
このふたつ。実はたいして変わらない。
- どちらの場合も別料金が必要(金額も一緒が多い)。
- どちらもたいていペット枠が決まっているので、早めに航空会社に申し込んだ方がいい。
とはいえ、これだけは言える。
- 基本的に10kgを超えるような子=まず貨物室
そう。大きい子に選択権はない。あらら残念。
うちの子ハレルも18.5kgだからまず機内は無理なのだ。
そこで小さい子(だいたい5kg+αくらい※航空会社で違いあり)の飼い主さんだけが、ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な?
考えちゃってください。
【あくまで参考】みゆまっしーの個人的意見
もちろん飼い主さんと一緒の機内持ち込みの方が絶対ペットも安心だと思う。飼い主としても目の届く所にいてほしいよね。でもとても神経質な子だったら?本当はだからこそ一緒にいてあげたいけど、鳴き声などで回りの迷惑にならないかな?実際気圧の変化などで不安になって鳴いたり暴れたりするケースもあるらしい。飼い主さんのコマンドで落ち着けるかな?そんなことも考えて最終決定をしよう。 とはいえ本当に回りから苦情が来ると貨物室に連れていかれるらしいので、まあそうなったらそうなった時だ!と腹をくくるのも一つかもしれない。本当にコレばっかりはその時になってみないとわからないもんね。 大切なのはペットにも自分にも周りにも、みんなに一番と思える方法を探すこと!カンペキBESTは難しいかもしれないけれど、BETTERはきっと見つけられるはずだよね。一緒にがんばろう! |
今の段階で決めなくっても大丈夫。どっちも想定しつつ、これからの流れを見て最終的に決定しよう!
1)航空会社を探そう!
- 機内持ち込み希望の場合
まずはヨーロッパ系の会社に多いからそっちから探そう。その際にたいていケージのサイズとペット込みの合計kgの指定がある。自分のウチの子の場合が該当するかしっかり確認しよう。 - 受託手荷物の場合
こちらもケージ込みのサイズや合計kg、複数の場合に同じケージに入れることの可否などいろいろ航空会社によって違う。よーくチェックだ!
※パグなど短鼻種の子の場合は特に注意して探してね!会社によっては受け入れてくれない場合もあるよ。
例として3つの航空会社のリンクを貼っておくよ。
上限の重さは次の通り。サイズは各サイトで確認を!
(機=機内持ち込み、受=受託手荷物、すべてキャリー込み)
エアカナダ(機:10kg、受:32kg)
KLMオランダ航空(機:8kg、受:75kg)
アエロメヒコ航空(機:国際線❌、受:45kg)
※このキャリーバッグでは受付けられません
飛行機での輸送で使えるキャリーバッグ・ケージについては別記事で(準備中)!
2)出発・到着時刻や乗り継ぎ時間を考えよう
自分だけだったら朝早かろうが、トランジット長かろうが構わないけど。今回ペットと一緒。ここのチェックも大切だ。
- チェックイン前に検疫所での手続きがある。
書類が完璧で混んでいなかったら30分くらいで終わるらしいが、あまり朝早い便だと前日になるかも?そうすると宿泊施設の手配なども必要だ。
※関連記事※ こちらの記事で前日泊に言及
出発前日までにやることリストで最終チェック! - 機内預けの場合はトランジットがペットのいい気分転換になるかもしれないけど、受託手荷物の場合は?会えるのかな?トイレとか行かせてあげられるのかな?ともかくペットの負担を考えると、なるべく最短の直行便で探したい。
- 到着時刻もあまり朝早くや深夜だと手続きやその後の移動など大丈夫かな?そうしたモロモロも考えて飛行機を探そう!
3)一応航空会社に電話などで確認しよう
候補の航空会社と便名がいくつか決まったら、一度航空会社に電話などで確認するのをお勧めするよ!
そのメリットはこちら。
- 公式ページで見落としていた決まりがあるかもしれない。そんなイロイロの確認が出来る。
- 航空券を買ってからでなくてはペット予約はできないが、だいたいの混み具合は把握できる。
この2個目。個人で格安チケットを購入するなら結構大事。
《想定されるリスク》
自分のチケットはネットで見つけ格安チケットで買った!
↓
航空会社のコールセンターなどからペットの予約を入れようとしたら、枠がいっぱいでペットは受け入れてもらえなかった!
↓
チケット購入から24時間以内なら払い戻し無料とか航空会社のページに書いてあるけど、格安チケット会社もちゃんと対応してくれるかな?ちょっと不安。さらにまたイチから便を検討しなくてはならない。かなり面倒!
↓ ↓ ↓
だったら最初にちょっとコールセンターで聞いておけ!
経験者は語るコーナー
アエロメヒコのコールセンターの方は、ペットショーなどがあるときには混んで一杯になることがあるが、普段ならまず大丈夫。私が希望する便は今はまだ大丈夫…など、とても丁寧に応対してくれたよ。 また電話のなかで東京からメキシコシティまでは駄目だけど、ペットのサイズによってはメキシコシティから最終目的地までの便は持ち込み可能と知った。そう。つまり同じ会社でも便によって違うこともあるのだ(後でページ見たらちゃんと書いてあったがカンペキ見落としていた)。 また飛行機の大きさによっても若干の受け入れサイズの違いなどがあるかもしれない(受け入れるペットの数は違うらしい。ちなみに国際線は10だそうだ)。 各航空会社のHPの「ペットご同伴の場合」なんていうページに詳しく書いてあるとは思うが、万が一見逃して当日慌てること、最悪一緒に乗れないことだけは避けたい。 いろいろなところで言っているが、ちょっと丁寧すぎるくらいの準備でいこう! |
電話をかける先は「ペット枠を申し込む場合にかけてください」で示されているコールセンター・予約受付番号など。
聞くは一瞬の恥。聞かぬは一生の恥。かわいいペットのためだ。エーンヤコラ!あちこちにお世話になろう。
※この形も受け付けられません
4)いよいよ航空券購入!
よし!決まったとなったらどの旅行会社で購入してもOK!
(もちろん航空会社から直接買えば、次の5)のペットの手続きも一度にできる)
これまた参考にした会社のリンクを数個あげておくね。
海外格安航空券の24時間自動予約 イーツアー
海外格安航空券を探すなら スカイチケット!
オンライン航空券予約業界を変えています!【Skypicker】
※私は今回イーツアーさんにお願いした。アエロメヒコ航空の価格が軒並み30万と高いなか、半分以下の最安値を提示してくれていたからだ!購入手続きをしてから予約完了の連絡までも早かったので、すぐ次のペットの予約に移れたよ。
もちろん行き先の得意不得意や時間などはケースバイケースだと思うので、あくまでも個人の意見として参考にしてね。
5)航空会社に連絡してペット搭乗の手続きをする
先ほどの3)でかけたところに再び電話するのだ。
その際アエロメヒコの場合は次の3点が必須。
- 搭乗券の予約番号(アルファベット6文字)
- ケージの大きさ(縦横高さ)とペットを含めたkg数
- 犬種
ネットでチケット購入のポチっをしても、この予約番号がまだ手元に送られてこなかったらペット枠の電話は出来ないというワケだ。
- 航空会社によっては予約から24時間など一定期間以内に申し込んだときに、ペット枠が一杯だったら手数料無料で航空券の払い戻しに応じる場合も。そういったことも事前に確認しておこう。
- 逆にまだ連れていこうかどうしようか迷っている場合。「遅くても◯日前には予約してください」といった記述もチェック。申し込むときには満席の可能性もあるし、次の6)で述べるように申し込みだけして決済を後にすることも場合によっては可能だ。
さて、ウチの場合…チケット購入ポチっから24時間以内。
あっさり取れた!ばんざーい!
6)ペット枠の費用の決済
これまたアエロメヒコの場合で恐縮だが。
- 事前払い=190ドル
- 当日払い=200ドル
である(乗り継ぎ便含む)。で、事前払いの場合、当日体調不良などがあって搭乗しなくなっても払い戻しはないそうだ。そして事前払いは2、3日前でも結構ですよ、ということなので、まあ忘れなかったら数日前にクレジット払いの手続きをしようと思う(→出発2日前にクレジット払い終了!)。
貴方の使う航空会社はどうかな?予約のときに確かめてね!
※アナタはキャリーなしで無料です
7)完了!
チケット印刷など必要なことをして。航空券の手配ミッションは無事完了!
お疲れさまでした!
さて…次なるミッションは…???
こちらの【ペットと海外】 インデックス からご確認を〜
まとめ
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さて。後は出発日まで使用するケージ・キャリーバッグで安心・安静にしていられるように、日頃から慣れさせておこうね。
おしまい!
【ペットと海外シリーズ】
2017年1月。日本からメキシコへのみゆまっしー(モンゴロイド日本語族176cm♀)とハレル(MIX犬18.5kg♂)の海外移動の備忘録&手続きのまとめ。他の動物や国へのことも触れつつまとめる予定!
◉このまとめのTOPページ・目次はこちら
1ペットと一緒に海外に行こう!
◉その他の記事
2まずチェック!ウチの子で必要な最初の準備は何?
3マイクロチップのメリット・デメリットをトコトン解説
4狂犬病抗体検査は何故・いつ・どこでするの?
5ペットと一緒のときの航空券の買い方(この記事)
6出発7日前までに絶対しよう・検疫所への書類送付
7出発前日までにやることリストで最終チェック!