メキシコに来て早一ヶ月。大好きな市場は家の近くにないけど、スーパーもまだまだ楽しいアタシみゆまっしー。チーズ売り場とか下手なジェットコースターより心拍数上がるし!
でへでへ眺めていたら「ケソブランコ」という生チーズを見つけて。別の意味で心拍数がちょいと跳ねた。
そうそう。コレを使ったメキシコ料理レシピを教えるね〜と、日本にいるときに友人に約束したのだった。ヤバし!すっかり忘れていたし。日本にいる間にきっちり画像はとっておいたのに!
ということで、今日から2回。日本で出来るかなり本格的なメキシコ料理レシピをお届けしよう。
え?ケソなんちゃらなんてチーズ、日本じゃフツーないし、あっても馬鹿高いんじゃないかって?いやいやいや。牛乳と酢さえあればとりあえずこの代用品ができるから!
そこでまず今回は10分で出来る低コスト・低労働・低カロリー(たぶん)のカッテージチーズの作り方だよ。
さあ、さっそく作ってみよう!
簡単カッテージチーズの作り方
準備
- 牛乳(成分無調整のもの。低脂肪だの乳飲料だのはやめとこう)
- 酢(オサレにレモンでもいいようだがフツーに穀物酢でOK)
- なべ、ザル、ザルより大きめのボール、きれいなふきん(またはキッチンペーパー2、3枚)
以上。実に簡単だ。
1. なべで牛乳を温めよう
静かだった水面(牛乳面っていうのか?)からポツポツ鍋肌に小さな泡がでてくるあたりが目安(70度くらいとかよく言うけどわざわざ計らなくていい)。
ああ、あったまってきたな〜くらいである。
2. かき混ぜながら酢を投入!
酢の量は牛乳500mlに対して30とか50mlとかいろいろレシピあり。アタシは計ったことなく、いつも「たららら〜」くらい。でも失敗したことない。大丈夫!
それより酢を投入するときには箸でかきまわしつつ、全体に回し入れするようにしよう。
これやっているとき、スライム作りをいつも思い出す。
作ったことある人はわかってくれるよね?スライムも合成糊を混ぜるとき、タイミング悪いとミョーに固まるところと水分のまま残るところが出るじゃん。あんな感じでウマく酢を加えないと反応悪い気がするのだ。
ガシガシヒツコク混ぜる必要はないが、酢を入れるときに手早く全体を混ぜ合わせてあげよう。そうすると…
こんな感じで白いものがふわふわ〜っと固まりだす。
このまま数分放置。
3. 白いふわふわをザルで漉そう
ザルの中にふきん(今回はcostcoペーパータオル2枚重ね)を敷き、下に受けるボールやなべなどを置いて、そこに2をザザーっと空けよう。
白いふわふわだけがペーパーに残る。
これを軽く絞るとこんなかんじ。
これをお皿に入れてあげれば・・・
完成!カッテージチーズのできあがり〜
箸やフォークでくずすとこんな感じになる。おお!ケソブランコっぽい!
で、これを使ったメキシコ料理の作り方は次回にアップするよ。実はこれはトッピングでメインじゃないんだ。でもそれ以外にこのカッテージチーズ。サラダのトッピングにしたりサンドウィッチにしたり…いろいろ使える。是非お試しあれ!
ザル下で受け止めた水分は捨てるなかれ!
ザルの下に残ったちょっと黄色っぽい液体(画像忘れた)。この正体はホエー(乳清)。
よくヨーグルトに「上に浮いている液体は乳清です。捨てずに混ぜてお召し上がりください」とか書いてあるじゃん。あれよアレ。栄養満点なんですってよ。
味見したら、そのままじゃウマくはない。でもそんな酸っぱくもない。
栄養があるってんなら・・・
はーちゃんのコロコロご飯にかけてみた!
すると・・・
一気に完食!
(ふだんは1日がかりの超"スローフード"なヤツが!)
さらにクウフクがコウフクに変換された図。
コレ以来、アタシはチーズ・ハレルはホエーの分業関係が成立。アタシ肉・ハレル骨よりコチラの後ろめたさもなく、実にいい関係である。
とはいえ犬いないし!という人や、いや、もっといいものあげてるし!という人へ。
「ホエー レシピ」
などで検索すれば、ドリンクからスイーツからメインのおかずまでありとあらゆるレシピに巡り会えるはず。ぜひぜひこちらもお試しあれ!
最後に今日買ったチーズの紹介。
メキシコ南部のオアハカ州発祥の「ケソ オアハカ」。
これはバームクーヘン状に巻かれているけど、ボール状、裂いた状態…などいろいろな形態あり。そう!裂けるチーズのアイディアの元らしいよ。
そのままでもよし。熱を加えればとろりと溶けるのもまたよし。いろいろ使える万能君。ちなみに今回200gでだいたい135円(現在1ペソ5,5円)。
これはさすがに牛乳と酢では無理っぽいので、メキシコまでの航空券を買う、というのはどうでしょう。来たらぜひこれまたお試しあれ〜!!!
てことで。ひとまずおしまい!
Gracias!