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フレドリック・ブラウンは過去と未来からの「現代へのプレゼント」

今週のお題「プレゼントしたい本」。

これ、なかなか面白いお題だな〜と。

私の「おすすめの本」でもなく、「すきな本」でもない、この「ふわっと感」。言い換えるなら「責任のなさなさ感」が実にいい。

なぜ、そう思うのか。それはやっぱり「プレゼント」のせい。

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「プレゼント」って、ある程度相手のことを考えて選ぶ。絶対喜ばないってわかってるもの、まずあげないよね。でもそこに自分の趣味も絶対入る。自分がもらって嬉しくないものを贈るのって、逆に難しい。相手からリクエストがある以外はまず無理だと思う。

「プレゼント」って、その微妙な両者のバランスの上に存在するもの。どっちかが強いと・・・重くてクサくて鼻についちゃうんだ。

でもさ。なかなか両者のバランスが取れてお互いハッピーなプレゼントって___実際は難しいよね。もらったけど困っちゃったプレゼント。きっと一度は経験あるでしょ? 

でも、大丈夫。プレゼントはもらった時点で、もうそのヒトのものだから!どう扱ったっていいんだよ。

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古本屋に売ろうと、

 

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バーベキューで火付けに使おうと、

 

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ヤギのエサにしようと、

 

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そして家宝にしようと、ね。

 

つまり。あげる方ももらう方も、気軽にやりとりすればいいのがプレゼント。エンゲージ・リング以外の贈り物で責任を感じなきゃいけないモンなど一つもないのだ。

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ということで今回のお題の中身である。

「プレゼントしたい本」

 

  スポンサーから一言 (創元SF文庫)

アタシはあげたいの、ともかく。でも気に入ってくれるか?そんなの心配しないよ。気に入らなかったら途中でいつやめてくれてもいい。だから短編・ショートショートを選んだよ。

 

短いもので見開き2ページ。長くても50ページくらい。これで早いうちに好き嫌い、面白い・つまらないがきちんと一話以上を読んだうえで決められるってわけだ。

一番腹が立つのが、最初面白くないけど、(せっかくもらったんだし)途中から面白くなるかも…と思って我慢して最後まで読んだら、やっぱり面白くなかったとき。

貴重な時間を返せ!

叫びたい気持ち、わかってくれるよね?!

なのでね。早いうちに見極めようね。

 

ちなみに。フレドリック・ブラウン知ってる?こんな人だよ。

フレドリック・ウィリアム・ブラウン(Fredric William Brown、1906年10月29日 - 1972年3月11日)は、アメリカ合衆国オハイオ州シンシナティ生まれの小説家、SF作家、推理作家。
ユーモアあふれるショートショート作品で知られており、巧妙なプロットと驚くような結末が特徴である。ユーモアやポストモダン的作風は長編にも現れている。 

フレドリック・ブラウン - Wikipedia

 

100年前にはすでに10歳だった人が今から60年前に書いたSF小説。もう、これだけで過去からの「プレゼント」だよ。 日本の星新一や筒井康隆も影響を受けたってご本人たちが言ってるそうだから日本SF界へも大きな「プレゼント」をしてくれた人だ。

 

じゃあ、めちゃめちゃ古いんじゃないかって?

それがね。古さを感じさせないんだよね。

米ソ冷戦の時代に書かれているから、まあそういうところは多少あるものの、この両国を現在対立している国家とかに置き換えれば、まあ、こういう争いは残念ながら普遍的なものだし。それよりなにより彼の書くSFの世界はまだまだ現代では実現されていないし。そんなのを超越してるくらい奇想天外だし。十分新しいよ。だから過去だけじゃなく、未来からの「プレゼント」でもあるんだ。

 

そしてだね。

SFがあまり好きでないヒトにこそプレゼントしたい(てかSF好きさんならまず読んでるか。でも若い人は知らないかも?)

そもそもが、アタシがSF好きではない(スターウォーズも観たことないし)。ファンタジーとかもまず読まない。アンデルセン賞とったから、やっとこさ 守り人シリーズ は読んだようなもんだ(読んだら面白かったけどね!)。そんなアタシが声を大にして言うのがコレ。

「でも、彼は推理小説も書いているけど、そっちよりダンゼン短編のSF小説の方が面白いんだよ!!」

 

自分だったら手にしないものを手にできるのも「プレゼント」の醍醐味。新しい世界が開けるかもしれないもんね!で、ヒツコイけど、ダメならダメでいいの。 好みなんて人それぞれ。面白がんなきゃ!なんて思うことは、まーーーったくないから!

 

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ということで。アタシのプレゼントしたい本はこれ。

「スポンサーから一言」

 戦え!読め

(この意味は読むとわかるよーーー)

 

 

  スポンサーから一言 (創元SF文庫)

ヨメレバに何故かできなかった(泣)

図書館などにもあると思うので探してみてね!

 

◉ 同じ短編集のこの2冊もおススメ!◉

 

おしまい (既に読んだことある方、これで読んだ方…絶賛感想募集中!)

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