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チリ・塩・砂糖はハンパなし!【メキシコ料理事情2】

アタシみゆまっしー。ついに一日2回の更新ってやつをやっちゃおうじゃないか!(古いメールのコピペ記事だからほとんど手間いらずだからな)

 

さっき更新したこちらの後編をお送りするよ!メキシコの料理事情といっても10年前の話。ちとネタが古いけど、ま、寝かせたことで熟成していいお味になっているかな(それか腐臭してるか)?新鮮な旬のネタは、またアタシがアッチに行ったら随時UPするから!読んでないヒトは是非コッチを先に読んでから戻ってきてね!それでは今回もヨロシクっ!

 ※前回は元夫ネタをうまいこと削除して話をまとめたが、今回は無理!そこで無駄な努力はやめてAとしてフツーに話を進めることにする。

 

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Date: Mon, 21 Nov 2005 03:28:18 +0900 (JST)

Subject: メキシコ料理事情(後編)

 

さて、日本でメキシコ料理といえばタコスくらいしか知られていないが、外国人がすぐ日本料理でスシ、テンプラと言い、それ以外の料理をあまり知らないのと同様 (註1)、仕方ないといえば仕方ないが残念といえば残念である。

 

 (註1)しかし非常に詳しい日本食ファンにも時々遭遇する。

  • 例1:Aの友人Pの家に遊びにいった際、冷凍庫から自慢げにシシャモを出され見せびらかされた(日本食材屋で購入)。
  • 例2:サンミゲル・デ・アジェンデ時代のスペイン語教室のルームメート(アメリカ人)から、急に「厚揚げが食べたーい」と言われた(このヤロ!そりぁあ私の方が食べたいわい!思い出させるな!ああ唾がパブロフ状態…)。

 

実際のところ日本人が日々寿司やテンプラばかりなのではなく(逆にコワい)実にバリエーション豊かな食生活をしているように、メキシコ料理も多種多様で奥が深いのだ。

モーレというソースなんかインド人もビックリの十種類以上のスパイスを使い、微妙な味の旨みを堪能することができる。そこで彼らの味覚センスは素晴らしい!と感心するのであるが、逆にコイツラ味覚オンチじゃないだろうか、と思うのが多々あるのも事実である。

   ※日本でモーレ・パーティ♪

 

例えば彼らはともかく辛み(チリ=唐辛子)が旨みの最上級と思っているフシがある。

 

ほとんどの料理に赤か緑のチリのサルサ(ソース)をかけ、この味が強いので結局どの料理も同じ味になってしまう。先ほどのマルチャンやカップほど一般的でない袋入りの即席めんもほとんどが激辛で、シーフードだの牛だのトリだの…バリエーションはあるものの皆同じチリ味としか私には思えない。

その上チリパウダーとレモン(日本でのライム)をメロンだのスイカだの果物にバカバカかけ、アイスにもかける始末。素材そのものの味を引き出すことに精力を尽くす日本料理の対極である(でも日本にもすべての料理に醤油をかけないとすまない人がいるといえばいるか…)。

 

また塩・砂糖の使用量も異様に多い。東北人も真っ青、高血圧間違いナシの量である。一度サンミゲルでスペイン語の先生に料理を習ったとき、うえええ~そんなに塩を入れるの!?とビックリしたもんだが、そんな料理に彼らは食べるとき更に皿やトルティージャの上に塩をふりかけている。

 

そしてAの朝のコーヒーはマグカップに小さじ山盛り4杯の砂糖。一度間違えて飲んでしまったことがあるが、コーヒー風味の砂糖シロップか!?と思ったものである。日本人が長寿なのは医療の進歩だのなんだのより、やっぱり食生活なんだなあ…と実感しきりである。

 

彼の味覚も習慣でできてしまったものであるから、少しづつ減塩・減糖で少しの量でもウマイ!と思えるよう矯正中であるそのかたわら(註2、メキシコ料理にどぼどぼサルサをかけ、おいしい!と喜んでいる自分を発見するとき、人間、慣れというのは恐ろしいものだとつくづく思う。

まあ、そうはいっても私の量はまだまだメキシコ人にとっては可愛いものであるし、日々の料理をおいしく食べることが一番健康的なのだ!ということで、時々はこんなメキシコ料理を楽しみながら通常は食材の不足をゴマカシながらの「なんちゃって版・健康日本食」(註3)作り、どちらもおいしく頂いている毎日である。

 

  • (註2)日本に来てすぐは一週間で1キロの砂糖がなくなるような勢いだったが、7年で実はこれは矯正できた。コーヒーはブラックで飲むようになり、塩もガシガシ振りかけなくなった。でも別れたから今はどーか知る由もない。

  • (註3)なんちゃって版・健康日本食とは…
    一部でアボカドに醤油をかけるとトロの味、というそうだが、トロとは思えないが確かにウマイしアボカドはこっちでは安く手に入る。そこでわさびと海苔を散らしてアボカド丼とか、オリエンタル食材を置いているセントロの市場で白菜を買ったとき、ゆずはないのでライムで浅漬けを作ったりとか、ピーマンの肉詰めを日本のいわゆるピーマンはない代わりチリの種類は豊富なので、そのうち大きくてそんなに辛くない種類のチリ、チレ・ポブラーノにひき肉なんかを詰めて作ったりとか…というもの。
    DFにある日本食材屋「ミカサ」に行けばそれこそシシャモだの(Pはいつもここでゲットしているそうだ)ごぼうだのといったものから果てはかっぱえびせんポッキーまで、ありとあらゆる日本食材・食品が手に入るが、値段がバカ高いので私はみそ・ゴマ油といった最低限のベース食材以外めったに買わない。というか買えない。だって納豆三パック入り50ペソ、カレールーの小箱80ペソ等々、日本の5~10倍の値段だし、こっちの物価からいったらそれこそトンでもない!のである(当時だいたい1ペソ=10円)
    だからこんなものは高いお金を出して買うより日本帰国時に堪能しよう、ということになる。そうはいっても日本食がやっぱり食べたいし次回の帰国はまだまだ未定だから、あの手この手で完全版ではないが日本食っぽいものを作って日々の食卓を盛り上げているわけである。ついでに人を招いた際の食卓にも並べて中途半端な日本食普及活動もしてもいるが、これにチリソースをかけられガクッとくる日々である。

 

以上、メキシコは首都メヒコのソチミルコからみゆまっしーでした。GRACIAS!(2005,11,13)

 

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おしまい!(2016,6,28)

 

※次回は唐辛子の補足説明記事をUPするよ。また来てね!

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