¡ 世界にふらりラフに生かせ !

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どこまでが死語なのか?昭和なコトバを集め眺めてみる。

さて。なんちゃって日本語講座のお時間である。

毎日当たり前に使っている我らが日本語くんが主人公。彼のステキにオカシイ性格・特技・外見…イロイロモロモロを今日もアタシみゆまっしーと一緒に楽しんでくれたらウレシイな。

 

今日の記事のお友達はこちらの本。

※山口理著『むかしの言葉(国語おもしろ発見クラブ)』 偕成社

で、この本は三部構成になっている。

むかしの言葉(古語編・意味が変わった言葉)

むかしの言葉(近代編)

のこしたい言葉

 

 前回のこの記事では、古語編にお世話になったのだが。

 

次なる近代編を読んで、アタシはキョーフの戦慄を覚えたわけだ。

まほうびん・お勝手・柱時計・ぜんまい・踏み台・日めくり…?

ご、ごめん。アタシ全部今も使ってるし…

 

今までも「死語をゾンビとして復活させよう委員会」会長といろいろなところで名乗ってきたが、どうやらシャレではなくなってきたようだ。以下、この本で出て来たり出てないけどアタシが日頃使っている「むかしの言葉(死語)」を挙げて見よう。

 

【旗日はたび】

国民の祝日のこと。この日は多くの家で、軒先に日の丸の旗を掲げた。

一度として掲げたことはないが、

「やけに混んでると思ったら今日はゴトー日※じゃん。」

の同類語として、今でもアタシのワードローブwardwordrobeのなかからチョロチョロ顔を出す言葉である。

ゴトー日=五・十日 毎月5、10、15、20、25、30日のこと

 

【先割れスプーン】

先端が三つに割れたスプーン。これ一つで、フォークやはしの役割も果たした。

かじりつかないスイカには今でも現役である。

 

【豆腐屋のラッパ】

金属の「しんちゅう」でできたラッパ。吹くと「トーフー」と聞こえた。

メキシコでさえ聞いた。

メキシコ・行商事情2006【住宅街・流し編】 - ¡ 世界にふらりラフに生かせ !

 

【衣紋掛け(えもんかけ)】

母がいつもこう言うのが移ってしまい、自分でもオカシイとは思いつつ直せない。衣紋って何?って聞かれても困る。調べたら衣服・身なりだと。洋服かけならまだしもか。わからないキミへ。これはハンガーのことなんだよ。

 

【写真機】

掃除するから掃除機。洗濯するから洗濯機。で、同じく写真を撮るもんなんだから写真機。なんでも安易に横文字にすることへの深層心理における多少の反抗心がそうさせるのか?カメラと言えないときがある。

 

【4649(よろしく)】

SNSで簡単なコメントがしたかったから最後にこう打ったら「死語?w」と返され、そ、そうなのか。これもそーいう部類の言葉なのか、とフツーに驚いた。

 

以下、さすがにアタシもリアルには知らないわ、というこの本に載ってたコトバたち。

【ポンポン船】 ブリキでできたおもちゃの船

【脱脂粉乳】 現在の牛乳にあたる飲み物だが、味が悪い。

【ハエ取り棒】 ガラス製で天井のハエをとる専門の道具。底に水が張ってある。

【赤切符】 料金の一番安い「三等車」の切符

             ・・・ などなど

  

古今東西を問わずコトバは流れ、変わるものだけど、毎年流行語大賞なんかがあるくらい日本のコトバは目まぐるしく変わるからねえ。「◯◯なう」とかいうの、今いずこ?

 

古いコトバにしがみつきたいわけじゃない。今の生活・実情にそぐわないものが徐々に消えていくのはしかたない。言葉には「伝達」という使命がある以上、ひとりよがりに使っても他の人がわからないなら意味ないもんね。

 

でも。時々ホントに正確に意味を伝えたいのかな?って逆に新しい言葉に思っちゃうことがあるのも事実。

  • 安易に横文字をカタカナにしただけの翻訳語
  • わからない人をのけ者にして結束したいだけなんじゃ?と思う一部のはやり言葉

ま、これについて語りだしちゃうと、また長くなっちゃうので。また別の機会で。

ちなみにアタシは40代。まあ年はオフレコでもいいけど、今日出てきたなかで自分も使っている!っていうのがあったり、ここにはないけど「こんな死語もつい言っちゃう」なんていうのがキミにもあったら、是非教えてね。4649! 

おしまい。