モノづくりのことを時々ちょろっと語っているアタシみゆまっしー。今、仕事としては布を使ったものが主流だが、モノづくりは何でも好きである。
そしてアタシの最終的にやりたい究極のモノづくりは家。
だからいろいろなところで建物を見ても、こんなところの写真ばかり撮って、使えるアイディア探しをせっせとしているわけだが。
今日はそんなアタシのセルフビルド熱を一気に沸点まで押し上げてくれた、10年前にメキシコで出会った素敵なおうちを紹介しよう。
場所はメキシコ南部・オアハカ州太平洋岸のとある海辺の街 。この町の海岸からちょっと入った山の上に自分で家を建てて住んでいるメキシコ人Mとひょんなことから知り合ったのだが…
めちゃくちゃその家がカッコいいのである!
メキシコは砂漠っぽいイメージがあるが、オアハカ辺りはジメジメムシムシ熱帯気候である。緑もコンモリ豊富。山の方に行けば竹だって手に入る!その竹がスゴくかっこよく使われているのだな〜
テラスも実に気持ちがいい(残念ながら緑がコンモリすぎて海は見えない)。ちなみに2本のヒモみたいなのはハンモックだ(この街で海辺の安ホテルにも泊まったがベッドはなくハンモックだった。日本の熱帯夜もこのほうが寝汗かかないでいいと思う)。
テラスの手すりがまたいい!(※奥の洗濯物は無視!)
シャワーは屋外にある。トイレも同じくらいのサイズで横にあった。これは土砂降りの雨・それも夜とかだったら、ちょっとばかりメンドーだなーと思いつつ、この竹のドアの中途半端な密閉性が実にメキシコ的で個人的には好きである。
このヘンは一年中温暖なので「すきま風」で凍え死ぬ心配はない。だから窓ガラスがなかろーと、壁から向こうの景色が見えよーと、でもってそこからサソリがチョロチョロ入ってこよーと、ま、本人さえ気にしなければ問題はないのである。
ここならセルフビルドの敷居めっちゃ低い!
アタシでも今すぐできるかもっ!!
と思ったが、実はこの後半年くらいすぐ近くの街で暮らしたが、日本の夏のよーなジメジメの熱帯夜に音を上げて早々にメヒコ(メキシコシティ)に逃げ出してしまった。やはりちょっとは密閉性を高めるワザを身につける必要があるかもしれない。
ちなみにここへはサンミゲル・デ・アジェンデ時代の織物教室のクラスメート・チリ人のソレとメキシコ南部織物探訪ツアーをしているときに寄ったのだった。
◉サンミゲル時代の記事はこちらなど
◉そのサンミゲルの手作り市に出店した様子はこちら
ソレともこのお家の施工者Mとも 、しばらくはメールでやり取りをしていたのだが、ちょっと途絶えてしまってから連絡がとれなくなってしまった。当時はfacebookもなかったし。フルネームわかんないから探しようがないし。くうう残念!
そこで具体的な街の名は彼に迷惑をかけるといけないから書かないことにするが、チリ人のソレと日本人のアタシを快く受け入れてくれたし、その上滞在中イタリア人の友だちも来て大宴会へとなだれ込み〜!!…と実にフレンドリーで気さくなM君。
メキシコ・オアハカの海岸の街を旅していたら、もしかしたらキミもこの家の宴会におよばれするかも!さあ、その時のために一つだけアドバイスだ。
ここでは新鮮なサカナが手に入る。ちっちゃいけどマグロも一匹買えたぞ!そこでだね。粉わさび持参でメキシコに行こう!
(アタシは持ってなかったのでマグロ丼も寿司もみな生姜でふるまった。ちっ残念!)
おしまい。