あなたが既に八回シリーズの【私小説】曼珠沙華の路(みち)を読んでくださっていたらこれはあとがきであり、何それ?おいしいの?という方にはこれはまえがきである。本編のアウトラインや書ききれなかったエピソード、また登場人物「彼」のその後___などについて、つらつらと書いておこうと思う。
- ざっくりいってどんな話?
- この話は実話ってホント?
- 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)ってなに?
- それでは、まだの方は本編へ☆ここから先はネタバレあり
- 本編で語れなかったことアレコレ
- この話のその後
- 曼珠沙華パラパラ写真
ざっくりいってどんな話?
ネタバレになるので本当にどう書いてよいのやら、なのだが…こんな感じの話である。
日本で出会ったメキシコ人男子と私の友情&彼の成長物語【R15指定】
※ウチのブログは基本12時更新なのだが、めちゃくちゃ失敗した。昼、例えば仕事の休憩中にサクッと読んでいただけるような内容ではなかった(昼ドラにはなるかもしれないが)!
この話は実話ってホント?
ノンフィクション小説、と本編でも言っていたように、本当にあったことである。とはいえ、多少は話の都合上盛ってるところもあるのでは…?と思われるかもしれないが、間違いなく細かいエピソードも含めて、95%は真実である。んじゃ残りの5%はどこが真実ではないのか。それはこちら。
- プライバシーに関わる部分
例えばやはり扱っている内容が内容なので、「彼」やその周りの人が特定されることは避けたい。そこで彼の出身地などに若干のフィクションを加えてあるし、極力登場人物を少なくしているので、そうした人を登場させないための若干のつじつま合わせはしている。 - 私のメルヘンの部分
例:「なんだそりゃカウンター」など。私はあると思うが、医学的に証明しろ!となったらスミマセン。と言うしかない。
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)ってなに?
彼岸花。リコリス以外も別名たくさん!
詳しいことはこちらがとても詳しく載っていておススメ!
以下、このサイトからの引用
彼岸花(曼珠沙華/ヒガンバナ)は花が咲いてから葉が伸びる
彼岸花は、花が咲いた後に葉っぱが伸び、秋に咲いて春に枯れるという通常の草花とは逆の生態をもっています。その葉と花を一緒に見ることがない性質から「葉見ず花見ず」と呼ばれ、昔の人は恐れをなして、死人花(しびとばな)や地獄花(じごくばな)などと呼ぶこともありました。
これって登場人物「彼」の象徴みたい。葉が茂る前に急いで咲いてしまった花…みたいな?まあ、完全な後づけ。でも本編でできたら使いたかったなあ、このネタ。
※ちなみに前回はコチラのサイトから引用させていただいて毒&食用をテーマに1記事かきました。毒があるのに食用!?秋の味覚・彼岸花(曼珠沙華)
それでは、まだの方は本編へ☆ここから先はネタバレあり
と、なんとなく内容を匂わせたところで、まだお読みでない方はできれば是非今から本編へ!ただ先ほども触れたように昼ひなかに読む内容ではない?ので、秋の夜長におつきあいいただけたら嬉しいです。
★本編(だいたい一話が2000〜4000語くらい)★
本編で語れなかったことアレコレ
彼のお母さんはなぜ彼を祖父母に預けたか
帰国後彼は自分に起こったことを祖父母、そして母に正直に話をした。そして彼がもう大人であり、そしていろいろ苦しんでいたことを知った彼らは次のことを明かしてくれた。彼はその母が10代でもまだ若いうちに乱暴され身ごもった子だった、ということを。彼女にしてみれば彼を見ることは 、その忌まわしい記憶を毎回思い出させることだったのだろう。だから疎遠だったのだ。___彼はそのことを知り、母も苦しんでいたんだ、と夏、私に語った。
(あああ、文体がまだ抜けないらしい)
夏に彼らの妹たち・お母さん・お祖父ちゃん・お祖母ちゃんたちと小旅行(彼が撮影)
勾留中の人へのNGな差し入れ
彼の荷物を取りにいく時間はなかったので、私の洋服で彼が着られそうなもの(下着は別!)を持っていったのだが、面会後にパーカーは返された。
パーカー部分がヒモで絞れるようになっていたので、そのヒモが自殺幇助(ほうじょ)になる可能性があるため、だそうだ。 皆さんも差し入れを持っていく際はヒモのない洋服にしよう!(でも長ズボンは巨大なヒモのような気がするんだが…これはいいんだな〜)
でもって面会中に、警察のヒトはしっかりちゃっかり荷物チェックしてるんだな〜。ポケットにヒミツの手紙…とか入ってないか、とかそういう感じ?まあ、フツーするか。
この話のその後
ともかく約束通り、私はこの夏一ヶ月メキシコに行った。そして約束通り三食昼寝つきですっかりお世話になった。本当に彼の祖父母は最高だった。マシューとマニラのようだった。アタシがアンだった、とは言わないが。
彼の妹たちやお母さんもしょっちゅう遊びに来て一緒によく遊んだ。
とても楽しかった。とても暖かかった。とても幸せだった。そして___
これが私の夢、南米移住へのスタートへの一押しとなった。
もちろん彼らに頼り切るつもりはない。しかし単身コチラに乗り込んでちょっと日々の生活に疲れた時、私には待っていてくれる「家族」がここにある___そう思えたのだ。それほど彼らは私を「家族」として迎えてくれた。
そうして私は翌年仕事を辞め、日本のマンションを引き払い、ちょうど一年後の夏、メキシコに戻ってくる。今度は無期限でこちらにいるつもりで。
このヘンの経緯はこちらの記事の最後に出てくる。
そしてその後の生活と「彼」との絡みはこちら。
私が二度目にメキシコに渡った時には、お母さんはダンナと別れ、彼の妹たち二人とともに祖父母の家に転がり込んでいた。
やはり和解はしたものの、彼とお母さんの関係はあまりよろしくなかったか?そのへんの経緯はこちらにちょろりと現れている。
自分が通っていたような、授業をすべて英語で行う私立校の教師として働き始めていた彼は、一人暮らしを始めた。
日本好きの彼が名付けた猫の名前は「ちひろ」。千と千尋…からではない。「鬼束ちひろ」からだった。とりあえず趣味の違うアタシはノーコメントである。なぜ「あゆ」でないのか?興味もない。ついでに彼の祖母はいつまでも名前が覚えられなかった。
このときアタシは違う街に住んでいたのだが、クリスマスやお正月は彼のこのうちに「おさんどんするから泊めて〜」っと、一ヶ月押し掛け女房をしていた(当時相変わらず自炊はレベル1。でも頑張ってはいた)。
そうそう。彼の「彼」の話を忘れていた。イタリアの彼はあの騒動で一気に熱がさめ自然消滅。その後(私のメキシコ行き前に)一回女の子とも付き合ったそうだ。
が。やっぱり僕は男の方が好きだ。と、この頃言っていた。親友は女の子。その子とはめちゃめちゃウマが合って私ら三人はよくつるんで遊んでいた。
新年はお祖父ちゃんたちと一泊旅行に行った。
本当にほんとうによくしてもらった。楽しかった。
でも・・・あかねさん。第八話のコメントでの質問にお答えしよう。
現在は彼らとは音信不通状態である。
というのは…この半年後に知り合う私の元ダンナにけっちょんけっちょんに関係を分断されたからである。
そのへんの経緯は…まあ、また別の機会に。
でも、今はソイツもいない。彼のアドレスが変わってさえいなければ…また関係が復活できるかもしれない。と、思いつつ今日までメールを書いていないのは…お祖父ちゃんお祖母ちゃんの「今」を聞くのが怖いからだ。
彼にあんなエラそうなことを言って姐さんぶっていたけれど、本当はアタシも弱虫で怖がりのコドモ、なのだった。まあ、年だけは重ねてるけどね。
あーーーーー!そうか、もう彼はあの頃のアタシの年齢を超えてるんだ!
うっわ!やっぱり会ってみたいな。さて次メキシコ渡ったら…連絡してみよう…かな?
では最後に。毎日はーちゃんの朝の散歩で 取り続けた写真でお別れ!
曼珠沙華パラパラ写真
で、今日。
信じられない!切り取られてる!
確かに昨日で話は終わったけど。あんまりじゃない???
ここは毎年赤と白が柵のアッチとコッチで咲く「七夕カップル彼岸花」で、アタシのお気に入りのところなのに!白い方は球根ごと持っていってるよ!!
どこのどいつだ!!
呪ってやる〜祟ってやる〜
でも、ここまで読んでくださった皆さんには
ありがとうございます!×無限大
え?本編読んでない???
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
おしまい。