2019年7月後半。カンクンから飛行機で飛んで10日ほどキューバに行って来ました。その間訪れた地は首都ハバナのほかサンタクララとトリニダー。今回は首都ハバナから他都市への移動手段であるVÍAZUL社の長距離バスのチケットの買い方と乗り方を紹介します!
VIAZULバス基本情報
- 正式名 Víazul[交通路・街道・手段などの意味の vía(英語のway)とazul(青)をくっつけた造語]。日本語読みはビアスルまたはビアスール。スペイン語のZは濁らないのでビアズルと発音しないように。ここではVIAZULと表記する。
- 外国人旅行者用の長距離バス(裕福なキューバ人も利用)
- 冷房完備・トイレはあっても壊れている場合多い
- 4歳未満は基本無料。12歳未満は年齢証明書類提示で半額。
- 主な路線と所要時間・運賃(2019/9現在)
1)ハバナ=バラデロ 約3h 10cuc
2)ハバナ=サンタクララ 約4h 18cuc
3)ハバナ=トリニダー 約6h 25cuc
4)ハバナ=サンチアゴ デ クーバ 約16h 51cuc
5)サンタクララ=トリニダー 約3h 8cuc
※1cuc=ほぼ1USドル
チケット予約2通り。どちらも早めに!
ハイシーズン(年末年始、セマナサンタ=イースター休暇期間・夏休み)は、本当になくなります(特にVaraderoバラデロ行きは予約困難ルートで有名)。
ではどのくらい早ければいいの?予約方法は?
1)ネットで予約
サイトによるとネットでの予約は乗車日の約3ヶ月前くらいから1週間前まで。乗車日5日前までならキャンセル料金3USドルで可能(自然災害など除く)。
それこそ確実に手に入れたい人は、キューバ入りする前のWiFi環境のいい場所で取っちゃうと安心です!
最初に登録したりと一手間あり。支払い方法はクレジットカード。バウチャーをプリントアウトして持参しましょう。
ただここで注意!
これはあくまでも予約。当日出発1時間前までにこれを持って窓口へ行き、本チケットに交換する手続きをしないと無効になっちゃいます!
→当日の本交換チケットの流れはこちら
→ハバナのバスターミナルの場所はこちら
2)VIAZUL社の窓口で予約
すでに現地入りしている人は、VIAZULのバスが発着するバスターミナル内の窓口へ直接行って予約もできます。ハバナ発着でない、別の都市間のチケット予約も可能(未確認ですがハバナ以外の都市でも同じように買えるかと)。
例)7月末旅行の私の場合: |
つまりハイシーズンにキューバ入り予定の人は、現地で買うなら三日前までに買いましょう!
大きめ出費の移動費がここで決まり支払いもすめば、このあと必要な金額も割り出しやすいし、今後予約の手間が省け時間を有効に使えるというもの。
実際窓口予約は一人にやたら時間がかかり、五人も前に並んでいれば1時間はかかるかと。まあ、ラテンあるあるなんですが。
自由度は減るけど、ここはポジティブ・シンキングでサクッとまとめ買いが私的オススメです!
窓口予約の方法
ここでは直接ハバナのバスターミナル内VIAZUL社のカウンター窓口で予約チケットを購入する方法を説明します(2019年7月末現在)。2019年3月22日に移転したばかりで、今後も若干変更になる箇所があるかも…?
予約で必要なものは何?
- CUC現金(キューバでカード払いは ほぼできないと思って良い)
一応ターミナル内に銀行がありましたがめちゃ混みでした。街中で用意しておいたほうがいいかも。 - 搭乗者全員のパスポート
全員のフルネーム、生年月日、パスポートナンバーが載ったページのコピーやメモでも大丈夫です。
知らなかった私の場合: 一緒に回る友人はまだキューバ入りしていないのでパスポートなんてない!と訴えたらフルネームと生年月日は?と聞かれ、うろ覚えの生年月日を伝える(結局間違ってたが問題はなかった)。 2回目の窓口ではパスポートナンバーも聞かれる。いや、だからパスポートないんだって…。WiFi事情ダメダメのキューバでその時メキシコにいる友人からの即レスなんてまず無理。そこで前に買った時はそんなの要らなかった!とゴネて結局なしで手続き。結論。なんとかなる。 |
ハバナのバスターミナルはどこ?
気をつけて!VIAZULのバスターミナルは2019年3月に革命広場近くのOmnibus社と同じところに移転。動物園近くの旧バスターミナルの情報がネット上で多く見られますが間違えないように!
新しいターミナルへの行き方をまとめた記事はこちら
VIAZUL予約カウンターはどこ?
バスターミナル正面。看板のTerminal de ...のあと、AUTOBUSES(バス)の部分が絵なのがお茶目。
ここを入ると左正面にインフォメーションがあります(写真左はじ)。
その向かいに大きなVIAZULの看板が。
看板の向こう側にあるドアから中に入ります。
一階は待合室と本チケット交換所。
予約の場合は奥の階段を上がって二階へ行きましょう。
上がると通路に列ができているはず。それが予約の列。「並ぶのはひと組一人だけ」と張り紙が。ツレはここにもある席で待ちます。
長く待つ場合、冷房キツイです。羽織るものがあったほうがいいかも!
予約の流れはどんな感じ?
私が行った時に開いていた窓口は手前2個のブースと奥のオフィス内の全3ヶ所。並んでいる時ボーーーっとやりとりを聴いてたら窓口のお姉さんは英語ができる人とあまり…な人がいる感じでした。
さあ、自分の番です。ツレがいる時は一緒に窓口へ行きましょう。
1)あいさつ(Hola,buenos días!)実は結構大事。
2)行き先と乗車予定日、時間(複数便ある場合)を伝える
その場で何時の便があって、所要時間はどのくらいか教えてくれます。
3)搭乗者全員のパスポートを渡す
4)お姉さん入力 これがどーも時間がかかる
5)お金を払う
6)予約チケット発券。内容を確認して終了
7)あいさつ(Gracias. Hasta luegoアスタ ルエゴ)
写真を撮り忘れましたが、なんか昭和のパソコンのプリントアウトみたいな紙っぺら。一回は印字が薄くてほぼ読めない。大丈夫なんかい、と心配になりましたが、別に問題ありませんでした。
乗車当日・どうすればいい?
ここではネットまたは直接予約購入したチケットを本チケットに交換して乗車するまでの流れを説明します。
はい。またハバナのバスターミナル。
時間にルーズなラテン圏ですが、乗れないと悔しいのでルール通り1時間前には到着するようにしましょう。
また看板の向こう側のVIAZULオフィスに入ります。
入ると仕切られたブースの横にテーブルがあり(Confirmacíonリコンファームみたいな表示があったかも)、そこで本チケットへの変更手続きをします。
実際は1時間前に行ったら、ちょっと待てと言われ、その場の椅子で20分くらい待機。サンタクララ!と自分の乗るバスの行き先がコールされたので、またその机の前に並びました。
予約票と引き換えに本チケットが発券されます(乗車する全員のパスポートを用意しておきましょう。ここで見せなくても乗車時などあちこちで提示を要求されます)。
チケットまたもや撮り忘れ!どんなのだったかなー。
ともかくハバナのほか3ヶ所で乗りましたが、予約票そのままの場合(サンタクララ)や手書きチケット(トリニダー)など色々でした。
さあ、それを持ってオフィスのドアを出たら左を見ます。
ドンつきに銀行。壁のチェ・ゲバラの右に白い階段が見えますね。このそば(向こう側かこっち側か忘れた)に判りにくいViAzul社バスのホームへの出口があります。
一見しただけでは単なる荷物預け場所みたい。
そう。バスの下に預ける大型荷物の手続きはここでしてホーム=乗車口にそのまま出る流れ。列ができていましたが自分たちは手荷物だけで預け荷物はなかったので、声をかけてその横をスルスル〜っと通り抜けました。狭い!
出たあたりがVIAZULバス専用乗車口なので、その近辺で待ちましょう。
バスターミナル正面入り口から入ってまっすぐ進むと、いかにもな乗車口に出れるゲートがあるんですが、そっちは現地民の足Omnibus社用。中では繋がってるのに出させてくれませんのでご注意!
さあ、バスが来ました!
おおおー。こんなところまでチェ・ゲバラ!w
ドア前で本チケットを係の人に渡し乗車です(乗った後で回収にくることも)。
座席はフリー。リクライニングが壊れている座席が多いので、その辺を見極めつつ座席を確保します。
あとバス内のトイレは壊れている場合がほとんどなのに、冷房キツめでトイレを誘います。途中休憩は2時間ぐらいに一回あるとはいえ乗車前に一回トイレに行っておくことを強くオススメします!
それではBUEN VIAJE! 良い旅を!
まとめ
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ハバナのVIAZULターミナルへの中心地からの行き方をまとめた記事はこちら
以上。メキシコ在住みゆまっしーがお伝えしました。Gracias!