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肉屋にぶらさがる巨大なモノは何!?【メキシコ料理事情・5前編】

※今週一週間は過去のメール焼き直し【海外生活】ネタを掲載中!※

季節真逆で失礼!では始めよう。2005年12月へタイムスリップだ。

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 Date: Fri, 16 Dec 2005 06:58:51 +0900 (JST) 

Subject: メキシコ料理事情・5(前編)

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皆さんこんにちは。みゆまっしーです。

日本は日に日に寒くなってだのおでんだののおいしい今日この頃といったところでしょうか。私も一週間ほど前メキシコで初めてスキヤキをしました。シラタキも春菊も無しですが、肉、白菜、豆腐、玉ねぎ、CEBOLLIN(長ねぎのように緑の葉の部分もあるノビルの兄貴分といった感じ)だけでも結構豪華で、A、そしてこの日のお客様Aの姉Mも大絶賛。日本酒はない代わり取って置きのみりんをドバドバ入れていたら、サラダ油と勘違いしたAに非難の声をかけられましたが、チリソースはかけられませんでした。

 

と、のっけから食べ物の話題で恐縮ですが、そろそろ一時帰国から数えても一年が過ぎようとしている現在、やっぱり日本の何が一番恋しいって食べ物に尽きるわけです。

 

こちらも日中は半袖の陽気でも朝晩は10度を切ることもあるので,夜、寒いなか歩いているとき「ああ、ホカホカの肉まんが食べたいなあ」とか「秋刀魚の塩焼き」「きんめ鯛の煮付け」「たくあん」・・・煩悩は果てしなく広がり、こうして書いているだけでも唾が上がってきて、すっかりパブロフの犬状態。まあ、仕方がないので日本の皆さん、私の分も満喫してください。

 

さて、前回の宿題、メキシコのゲテモノ系を今回はお届けしようと思いますが、その前に即席カップめんの話をひとつ。

このメールの読者でロンドン在住の友人からの情報で、(註:上記リンク記事で書いたようにメキシコでは「マルチャン」の独占市場であるが)ロンドン=イギリスは「出前一丁」が幅をきかせているとのこと。種類も10種くらいあるらしい。ところ変われば品かわる。でもどこでも市場にしてしまう日本企業のたくましさ、といったところでしょうか。では以下本文。

 

 

初めに断っておくが、こっちでひたすら貧乏暮らしをしている私はメキシコの高級レストランなど入ったことがない。日本でもカラスミ・キャビア・フォアグラ、トリュフ…なんてほとんど食べたことがないから基本的に同じだが。だから本当はもっとスゴイ珍味があるのかもしれないが、そういう情報は日本のグルメ番組に譲ることにして、これは自分の見聞きした範囲でのリポートである。

 

 まず非常に一般的なものから。肉屋の店先でぶらさがって売られている巨大なもの、それはチチャロンchicharonといい豚の皮を揚げたものである。値段はまあ、60L東京都推奨ゴミ袋一枚くらいの大きさのもので20ペソ(200円)といったところか(註:画像は今度メキシコに行ったら撮って貼る!)。

 

ガイドブック「地球の歩き方」によると、メキシコ・シティ(以下メヒコ)は高地なので2,3日豚の皮を天日で干すとカラッと乾き、これをラードで揚げるとぶわっと膨らむのだそうだ。洗濯物を乾かすと公害で黒くなる地区さえあるこの世界有数の公害都市メヒコの天日干しはちょっと怖い気がするが、考え出すとキリがないので今は考えないことにして、これ、そんなに臭みもなく結構イケる。

 

小さく砕いたものをそのままポリポリおやつ(たいていチリソース付)というのも一般的で道端の屋台で売っていたり、袋入りになってスーパーや食品屋のポテトチップスの横に並んでいたりする。また、タコスに挟んで食べることもあるし、ソースと煮込んで一品料理にもなる(この作り方はAのお母さんがうちに遊びに来たとき教えてもらった)。結構応用の利く食材である。

※この懐かしsnack『スピン』のようなコレもチチャロン。通常は生だがこちらは長期保存用で加工成形・乾燥している。揚げるとこのように4,5倍に膨らむ。普通と同じようにスナックとして食べたりタコスにはさんだり…(2016年記述・写真も)

 

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といったところで前振りが長すぎ既にココで2000字近い。そこで続きは次回。昆虫系を2種類お届けするよ!

 

Gracias! Hasta el proximo!

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