¡ 世界にふらりラフに生かせ !

あなたの興味にカスる率1%を目指す雑記ブログ

東京近郊の手作り市情報と日本にいるのに出ない手づくり作家のぼやき。

・・・おかしい。

前から読んでも後ろから読んでも「せかいにフラリ ラフにいかせ」のみゆまっしー。本当なら、そ〜れ世界にフラリ、ってなもんで、今頃はメキシコにいるはずなのに。

なんだかまだ日本でフラフラしているよ。

 

海外生活エピソード2始動!…だよね?

このブログでも、早くも7月に高らかに宣言している。

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メキシコ人、外来語で苦労する。その実例がコレ!

 前から読んでも後ろから読んでも「せかいにフラリ ラフにいかせ」という、役に立つんだか立たないんだかわからないブログをこっそりひっそり書いて早5ヶ月。いいの。楽しいから。でもって読んでくれた人がちょっとでも楽しんでくれたら嬉しいな!では曜日テーマ【火曜・海外生活】はじめるよ。今日もよろしく! 

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いろいろなところでチョロチョロ書いているように、アタシはいわゆる国際結婚のバツイチである(このバツイチって言葉は嫌い。じゃあなんならいいのよってのはこちらの記事に書いたので、お時間あったら覗いてね)。

メキシコ人と一年メキシコにて同棲。その後日本に来て結婚。そして七年後に離婚して現在に至っている。過去のオトコのネタをグダグダとシツコく書いているのも自分でどーかと思いながらも、今日もやっぱり書かせていただこう(反省ゼロ)。 

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祝日は日本が多くてメキシコ最下位ってホント?

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お題「ほしい祝日」

なんか雨で終わった三連休。この後も秋分の日が控えているけどなんか天気がパッとしないままするる〜んと終わりそうな感じ?でも読書の秋にはいい陽気ですな。食欲の秋は天気関係ないし。てなわけで今日はメキシコの祝日の話。へーほーふーんでどうぞ!

  • メキシコは世界一祝日が少ない国?
  • メキシコの休日(2016年)
  • メキシコは一年中なんかの職業の日!

メキシコは世界一祝日が少ない国?

ちょっと古い統計(2013)だが、参考までに引用するとこの通り。

調査の結果、世界一祝祭日の日数が多いのはコロンビアとインド(18日)であった。2位はタイ、レバノン、韓国の16日、日本はアルゼンチン、チリ、フィンランドと同率3位の15日であった。

祝祭日の日数が少ないのはメキシコ(7日)、オランダ、イギリス、ハンガリー(共に8日)であった。

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「彼」と「私」のその後--【私小説】曼珠沙華の路--あとがき&まえがき

あなたが既に八回シリーズの【私小説】曼珠沙華の路(みち)を読んでくださっていたらこれはあとがきであり、何それ?おいしいの?という方にはこれはまえがきである。本編のアウトラインや書ききれなかったエピソード、また登場人物「彼」のその後___などについて、つらつらと書いておこうと思う。

ざっくりいってどんな話?

ネタバレになるので本当にどう書いてよいのやら、なのだが…こんな感じの話である。

日本で出会ったメキシコ人男子と私の友情&彼の成長物語【R15指定】

※ウチのブログは基本12時更新なのだが、めちゃくちゃ失敗した。昼、例えば仕事の休憩中にサクッと読んでいただけるような内容ではなかった(昼ドラにはなるかもしれないが)! 

 

この話は実話ってホント?

 ノンフィクション小説、と本編でも言っていたように、本当にあったことである。とはいえ、多少は話の都合上盛ってるところもあるのでは…?と思われるかもしれないが、間違いなく細かいエピソードも含めて、95%は真実である。んじゃ残りの5%はどこが真実ではないのか。それはこちら。

  • プライバシーに関わる部分
    例えばやはり扱っている内容が内容なので、「彼」やその周りの人が特定されることは避けたい。そこで彼の出身地などに若干のフィクションを加えてあるし、極力登場人物を少なくしているので、そうした人を登場させないための若干のつじつま合わせはしている。
  • 私のメルヘンの部分
    例:「なんだそりゃカウンター」など。私はあると思うが、医学的に証明しろ!となったらスミマセン。と言うしかない。

 

 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)ってなに?

彼岸花。リコリス以外も別名たくさん!

詳しいことはこちらがとても詳しく載っていておススメ!

以下、このサイトからの引用 

彼岸花(曼珠沙華/ヒガンバナ)は花が咲いてから葉が伸びる

彼岸花は、花が咲いた後に葉っぱが伸び、秋に咲いて春に枯れるという通常の草花とは逆の生態をもっています。その葉と花を一緒に見ることがない性質から「葉見ず花見ず」と呼ばれ、昔の人は恐れをなして、死人花(しびとばな)や地獄花(じごくばな)などと呼ぶこともありました。

彼岸花(曼珠沙華/ヒガンバナ)とは?花言葉や別名の意味は? - horti 〜ホルティ〜より 

 

これって登場人物「彼」の象徴みたい。葉が茂る前に急いで咲いてしまった花…みたいな?まあ、完全な後づけ。でも本編でできたら使いたかったなあ、このネタ。

 

※ちなみに前回はコチラのサイトから引用させていただいて毒&食用をテーマに1記事かきました。毒があるのに食用!?秋の味覚・彼岸花(曼珠沙華)

 

それでは、まだの方は本編へ☆ここから先はネタバレあり

と、なんとなく内容を匂わせたところで、まだお読みでない方はできれば是非今から本編へ!ただ先ほども触れたように昼ひなかに読む内容ではない?ので、秋の夜長におつきあいいただけたら嬉しいです。

★本編(だいたい一話が2000〜4000語くらい)★

【私小説1】曼珠沙華の路は黄泉にいくのかメキシコか?

【私小説2】曼珠沙華の路---なんだそりゃカウンター始動 

【私小説3】曼珠沙華の路---二通の手紙とケータイ  

【私小説4】曼珠沙華の路---嘘・ウソいったい何がホント? 

【私小説5】曼珠沙華の路---秩父警察署へ 

【私小説6】曼珠沙華の路---秩父警察署・面会室 

【私小説7】曼珠沙華の路---砂上の楼閣の全貌 

【私小説8】曼珠沙華の路---最終回・日本からメキシコへ 

 

 本編で語れなかったことアレコレ

 彼のお母さんはなぜ彼を祖父母に預けたか

帰国後彼は自分に起こったことを祖父母、そして母に正直に話をした。そして彼がもう大人であり、そしていろいろ苦しんでいたことを知った彼らは次のことを明かしてくれた。彼はその母が10代でもまだ若いうちに乱暴され身ごもった子だった、ということを。彼女にしてみれば彼を見ることは 、その忌まわしい記憶を毎回思い出させることだったのだろう。だから疎遠だったのだ。___彼はそのことを知り、母も苦しんでいたんだ、と夏、私に語った。

(あああ、文体がまだ抜けないらしい) 

 

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夏に彼らの妹たち・お母さん・お祖父ちゃん・お祖母ちゃんたちと小旅行(彼が撮影)

勾留中の人へのNGな差し入れ

彼の荷物を取りにいく時間はなかったので、私の洋服で彼が着られそうなもの(下着は別!)を持っていったのだが、面会後にパーカーは返された。

パーカー部分がヒモで絞れるようになっていたので、そのヒモが自殺幇助(ほうじょ)になる可能性があるため、だそうだ。 皆さんも差し入れを持っていく際はヒモのない洋服にしよう!(でも長ズボンは巨大なヒモのような気がするんだが…これはいいんだな〜)

でもって面会中に、警察のヒトはしっかりちゃっかり荷物チェックしてるんだな〜。ポケットにヒミツの手紙…とか入ってないか、とかそういう感じ?まあ、フツーするか。

 

 この話のその後

ともかく約束通り、私はこの夏一ヶ月メキシコに行った。そして約束通り三食昼寝つきですっかりお世話になった。本当に彼の祖父母は最高だった。マシューとマニラのようだった。アタシがアンだった、とは言わないが。

彼の妹たちやお母さんもしょっちゅう遊びに来て一緒によく遊んだ。

とても楽しかった。とても暖かかった。とても幸せだった。そして___

 

これが私の夢、南米移住へのスタートへの一押しとなった。

 

もちろん彼らに頼り切るつもりはない。しかし単身コチラに乗り込んでちょっと日々の生活に疲れた時、私には待っていてくれる「家族」がここにある___そう思えたのだ。それほど彼らは私を「家族」として迎えてくれた。

そうして私は翌年仕事を辞め、日本のマンションを引き払い、ちょうど一年後の夏、メキシコに戻ってくる。今度は無期限でこちらにいるつもりで。

 

このヘンの経緯はこちらの記事の最後に出てくる。

私は海外に生きるのを好きだった 

 

そしてその後の生活と「彼」との絡みはこちら。

私が二度目にメキシコに渡った時には、お母さんはダンナと別れ、彼の妹たち二人とともに祖父母の家に転がり込んでいた。

あなたはそれをクチに出来る?【メキシコ常識事情】 

 

やはり和解はしたものの、彼とお母さんの関係はあまりよろしくなかったか?そのへんの経緯はこちらにちょろりと現れている。

明け方4:00は命がけ【メキシコ祭り情報2004】

 

自分が通っていたような、授業をすべて英語で行う私立校の教師として働き始めていた彼は、一人暮らしを始めた。

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日本好きの彼が名付けた猫の名前は「ちひろ」。千と千尋…からではない。「鬼束ちひろ」からだった。とりあえず趣味の違うアタシはノーコメントである。なぜ「あゆ」でないのか?興味もない。ついでに彼の祖母はいつまでも名前が覚えられなかった。

 

このときアタシは違う街に住んでいたのだが、クリスマスやお正月は彼のこのうちに「おさんどんするから泊めて〜」っと、一ヶ月押し掛け女房をしていた(当時相変わらず自炊はレベル1。でも頑張ってはいた)。

 

そうそう。彼の「彼」の話を忘れていた。イタリアの彼はあの騒動で一気に熱がさめ自然消滅。その後(私のメキシコ行き前に)一回女の子とも付き合ったそうだ。

が。やっぱり僕は男の方が好きだ。と、この頃言っていた。親友は女の子。その子とはめちゃめちゃウマが合って私ら三人はよくつるんで遊んでいた。

 

新年はお祖父ちゃんたちと一泊旅行に行った。

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本当にほんとうによくしてもらった。楽しかった。

 

でも・・・あかねさん。第八話のコメントでの質問にお答えしよう。

現在は彼らとは音信不通状態である。 

 

というのは…この半年後に知り合う私の元ダンナにけっちょんけっちょんに関係を分断されたからである。

そのへんの経緯は…まあ、また別の機会に。

でも、今はソイツもいない。彼のアドレスが変わってさえいなければ…また関係が復活できるかもしれない。と、思いつつ今日までメールを書いていないのは…お祖父ちゃんお祖母ちゃんの「今」を聞くのが怖いからだ。

彼にあんなエラそうなことを言って姐さんぶっていたけれど、本当はアタシも弱虫で怖がりのコドモ、なのだった。まあ、年だけは重ねてるけどね。

あーーーーー!そうか、もう彼はあの頃のアタシの年齢を超えてるんだ!

 

うっわ!やっぱり会ってみたいな。さて次メキシコ渡ったら…連絡してみよう…かな?

 

では最後に。毎日はーちゃんの朝の散歩で 取り続けた写真でお別れ!

 

曼珠沙華パラパラ写真

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で、今日。

信じられない!切り取られてる!

確かに昨日で話は終わったけど。あんまりじゃない???

ここは毎年赤と白が柵のアッチとコッチで咲く「七夕カップル彼岸花」で、アタシのお気に入りのところなのに!白い方は球根ごと持っていってるよ!!

 

どこのどいつだ!!

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呪ってやる〜祟ってやる〜

 

 

でも、ここまで読んでくださった皆さんには

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ありがとうございます!×無限大

 

え?本編読んでない???

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おしまい。

自分を磨くメキシコ人・車を磨く日本人【日本・メキシコおしゃれ志向・後編】

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前回メキシコ人の絶対外せないおしゃれポイントについて述べた。

 

 

今回はその後編である。我らが日本である。さっそくいってみよう!

 

「見えないオシャレこそが粋」の日本人

では、日本人がオシャレで力を入れるところはドコなのか?

これは自分の国のことだけにヘタなことを書くと面倒だから、これまたメキシコとの比較からまずは日本を見てみよう。うん。

 

1)「自分より車を磨く」日本人

メキシコ人に日本といって連想してもらうと出てくる単語はトヨタ・ニッサン・ホンダ・スズキ・・・。あ〜はいはい、ありがとう。

 

そんな車王国ニッポン。走っている車はみんな新車?いえいえそんなことはありません。でも向こうの人たちにしてみたらそう見えるんだよね。

  • 車は皆ピカピカ磨かれている
  • 凹んだり壊れていたりしない

 

逆にあっちじゃ、ホコリでお絵描き出来るのは当たり前。

ついでに後部座席に行きやすいように2ドアの車の助手席が外されているのはタクシーなんかでよく見るけど、サイドミラーがない、ドアがない、ライトがないなんてのもヘーキで走っている。

ま、そもそも運転免許なんかもほとんどの人ないし。タイヤが4個ついてるだけで、それでアタシの命が1個あるだけでめっけもんなのである。うん。

 

そんないいかげんメキシコのお話はこちらにも。


 

あとこれはフランスの話だけど、どう見ても車間距離が近すぎの路上の縦列駐車をみて、これじゃ車出せないじゃん!どうするの?って現地の人に聞いたら

「前にガン!後ろもガン!って当てて、スペースつくるんだよ。簡単さ」とあっさり言われたよ。あっちじゃ当て逃げって単語はないのかね?

 

つまり彼らにとって車は実用性が大事。走れればOK。洗車?何で必要なの。車へこんだ?だから?ワケ判んないってところである。

 

あと日本では、家賃のめっちゃ安いアパートでカツカツ生活だけど車はBMVやポルシェっていうのもよく聞く話だ(この女性版は借金地獄だけどシャネルにヴィトン)。

 

こういうのを考えると、自分のことは二の次でモノを偏愛する傾向が日本人にはあるのかな〜?とか思っちゃう(で、その反動としてミニマリストが生まれたのか?)。

 

まあしょせん人の好みだから、本人が幸せならいいんだけど。うん。

 

2)「ナチュラルに自分のウチソトを磨く」日本人

もちろんモノに頓着しないヒトもいるさ。

じゃあ一般的に日本人のおしゃれポイントってなんだろう?

 

日本にはもともと自分をキラキラ・ハデハデに飾り立ていることを粋としない文化がある上に、バブルが弾けてからコッチ、さらに輪をかけて「ゴージャス」というものは悪趣味でナチュラルを良しとする文化が定着している気がするのね。

 

このナチュラルであること。これが日本人のオシャレポイントでしょ!これに関して日本人は自分の内側にも外側にも、力もお金も注いで磨いていると思うんだ。

 

例えば。

夏に海外で日本人女性ってすぐわかるよ。なんで?

 

ズバリ。露出の低い服装をしている東アジア人、それが日本人女性だ。

日本人女性はバッチリ日焼け対策をしているからな(帽子被って、アームカバーして、ショールして、ついでに日傘もさしちゃう)。世界でイスラムの人の次に肌を覆っているのではなかろうか。うん。

 

日本人女性がそこまでして守りたいものは何か。

それはシミのない美しい素肌

 

ちょっとのシミは厚塗りして隠しちゃえ!って思考にはならんのよアタシたちは。ホンモノの美白のためなら化粧品だ、サプリだ、食事だ、体操だ…なんだってするさ!金もかけるさ!…かけられないなら少しでも紫外線に当たらないように自分を守るさ!髪型を犠牲にしてでも帽子をかぶるさ!

そう、いっときの見た目なんてどーでもよし!長期的・絶対的な真の美を追い求めるのよ!

 ホントに日本人女性の素肌はそれだけバッチリ守っているだけあって、本当に美しいとアタシは思うよ。うん。あんまり見せる機会がなくってもったいないねえ。うん。

 

 

男性の髪型だってさ。 ジェルでがっちり固める?おいおいポマードおじさんかよ、とまではネオ七三あたりが流行りだしてから言われないにしても。


でもね〜。ナチュラルじゃないんよ。それよりはやっぱりワックスで自然な仕上がりってやつでしょ。

 

そうこの「自然な仕上がり」が日本人の大好きキーワード!

 

このキーワードを軸にして、手がかかってなさそうで計算されつくされた「くせ毛風パーマ」だの、自然素材の柔らかさを追い求めた「まるで麻のようなしわ加工の合成繊維」だのといったヒネリ技のナチュラルおしゃれが日々生まれている国。それが我がニッポンである。

 

本当の真性ナチュラルはけっこう「ダサい」と切り捨てられがち。

ナチュラルっぽいのに本当は手がかかっている、手間がかかっている、お金がかかっている…こういうひとつヒネッたのが好きなんだね。ヒネクレた国民である。ああメンド。そう思うアタシが一番ヒネクレているんだけど。うん。

 

 

さて。最後にひとつフォロー。

やっぱり日本人は勤勉だし、いろいろ勉強熱心だって思うこと多いね。ほんとは車だけじゃなく、外面だけじゃなく、自分の内面をけっこうみんな磨いているんだな。

で、それを俺、こんなこと頑張ってんだぜえ〜!ってあからさまに見せると嫌がられることが多いから、あんま皆さんストレートに見せないようにしているけど。

そう。基本見えないとこで。いろんなところをせっせと磨いてるんだな日本人!

 

メキシコ・日本のオシャレ志向のまとめ

  • 髪型と靴がオシャレポイントのメキシコ人。他人目線。特に異性に媚び売ってナンボ・相手にカッコ良く見えてナンボである。あくまでビジュアル重視。内面?何それおいしいの?あんまり磨かない。
  • 自分よりモノを大事にする傾向のある日本人。といって自分を大切にしないわけじゃない。ナチュラルを軸に身体にいいこと、自分にいいことはドンドン実践。自分目線。異性に媚び売る姿勢はあからさま過ぎると皆につまはじき。

 

ま、別の言い方をすると、人の目にすっきりスマートに見える「清潔感」を大事にするメキシコ人は本当に清潔なわけじゃない。

そんな実例はこちら。

 

それに対し「清潔」大好き日本人は、ほんとはめちゃくちゃキレイ好きなのに、そう見せないようにワザとクシャクシャ頭やらシワシワTシャツを着たりするってこと。

 

あれ?そういう話だった?まあいいや。で、キミはどっち派?

 

 

おしまい 。

髪と靴はメキシコ人の命です【日本・メキシコおしゃれ志向・前編】

好みはそれぞれ。あなたはどっち派?前編の今回はメキシコ人のおしゃれポイントをご紹介!

 

「おしゃれの基本は髪と靴」のメキシコ人

はじめにちょっとした豆知識から。

2015年GDP(国内総生産)ランキング。アメリカ・中国・日本がTOP3だけど、メキシコって何位くらいだと思う?

 

 

答えは15位。意外に高いんだ〜と思ったのはアタシだけ?ちなみに中南米のなかでは9位のブラジルの次だよ。詳しくは

世界の名目GDP(USドル)ランキング - 世界経済のネタ帳

 

とはいえかなり富は片寄っているので、街には裕福でない層の人たちも多く見られるのが現実。でもそんな人たちも…ヘアスタイルはちゃんとしていることが多い。ともかく老若男女問わず、ほんとうに皆さん頭の身だしなみは気合い入ってるんだな!

 

それもそのはず。彼らのオシャレのポイントは頭と靴なのだ。 

 

街にはEsteticaと表記された美容院と靴屋がともかく多い。石を投げればどちらかにあたりそうな勢いだ。

いや、一番当たるのは犬のpopo(幼児語でうん◯のこと)か。これはメチャクチャ多い。道を歩く時は足元注意だ。夜中は恐怖だ。話がそれた。戻そう。うん。

 

 

え〜と。例えば男子。

いつでもさっぱりカット(一説には二週間に一回)。さらに小学生くらいからすでにジェルでつやつや固めている。とーぜん寝グセなどありえない!

 

日本では寝グセのまま登校する男子は当たり前だし、オトナになっても逆に世の女性に「かわいい〜」と結構好意的に受け入れられるコレ。そもそもメキシコで男子がカワイイなど、マッチョ信仰が衰えないこの国ではありえない。ついでにヘアスタイルに構っていないことがバレバレな寝グセ。ありえない!

 

まあ、あちらは朝シャワーが当たり前のお国柄だから実際はこれで解消だ。たとえ寝坊しても遅刻してでも朝シャワーはするでしょ、彼らなら。

例えば学校や仕事に遅刻したって

「どうして遅刻したの?」

「いや、急に雨が降ってきたから」

「あらそう。じゃ、しょうがないわね」

で終わりの国である。「寝グセ直してました」と本当のことを言っても平気かもしれない。何はともあれ髪型は、彼らにとってとーっても大事なことなのである。

 

そして靴だっていつでもピカピカ!スニーカーだって洗濯機でグオングオン洗っちゃう!その洗濯機でタオルを洗うコチラの気持ちなどお構いなしだ、ぐすん。

 

そうそうアイロンもきちんとかけるね、メキシコ男子!別れたダンナがTシャツやジーンズにアイロンかけ始めたときはホントかよ!と思った。別にそれで別れたわけじゃない。

 

 

 

そして女子。

手のこんだ編み込みヘアの小学生は当たり前。手先が器用なのはけっして日本人だけではない。またクセっ毛の子が多いがボサボサ・バサーなんてことはまずない。やはりつやつやスッキリ!である。

 

ちなみにピアスはほぼ赤ちゃんのときに開けているからこれまた小学生では当たり前。ついでに15歳位なら化粧も当たり前にバッチリって子が多い。

 

 靴は男子の項と全く同じ。いつでもピカピカで新品のようである。

えーと。だからってその靴で、アタシのベッドに上がるのはやめてほしいな。うん。いや、だから外にはさ、ワンちゃんの落とし物がワンサカあるわけさ。そこをさ、100%避けているとはいるとは断言できないその靴でだね、うん。確かに見た目きれいだけど。いや、その。あの。

 

ああ〜見なかったフリ!

 

アッチに住んでいたとき義理の姪っ子たちや友人の妹たちがポンポンアタシのベッドに乗ってくるのが最初恐怖だったけど、人間慣れってこわいねえ。

 

別の意味で見ないフリを覚えた話はこちら。


 

えーと。髪と靴だったね。そう。女子もこの二つはいつでもキレイ。それなりに手間もお金もかけているね。それに較べると洋服にはあんまりお金をかけている感じがしない。

また若者女子はまず制服以外スカートをはかない(なんで?と聞いたら「ダサいから。あんなのはくのはオバさんだけよ!」と言われた)。へそ出しジーンズ以外はボトムズとして認知していない勢いである。

 

 

もちろんセレブの方々は全てにおいてお金も力も注いでいるが、そうできない一般庶民が力を注ぐところ。それが自分の上と下。つまり髪型と靴、なのである。

 

言い換えるなら「頭」でも外側は磨くが内側はあんまり磨かない。


大事なのは見た目!カッコ良くってなんぼ!ビジュアル重視!それがメキシコ人のおしゃれの考え方である。

 

じゃあ日本人のおしゃれポイントって?長くなってきたので前後編に分けるね。続きはこちら。

 

ではまたね! 

メキシコの家はセルフビルドのアイディア満載!

今回はこの第二弾である。

www.tama-lindo.com

アタシみゆまっしーのモノづくり、究極の目標はセルフビルド(自分のお家を自分でつくる)。今日はメキシコ手作り市でお隣の出店者だったEのおうちを紹介しよう。

 使える素敵ネタが満載なのだ!

 

これからおうちを建てる人、必見!

いや、既にある人も急にリフォームしたくなるかも〜

 

色つきビン、いいんじゃない?

このなか、シャワールームなんだけど、ビン使いがいいじゃん!

覗かれるのがいやなら高い位置にとりつければいいし。

ボトルアート的にビンに何か入れておいてもいいかも!

 

二階のシャワールーム。天井も放射状にビンが入っていて昼は太陽光が差し込む(メキシコはみな朝シャワー派)。これ、実に気持ちよかった!

 

夜に歯磨き・トイレでここを使えば、中の明かりが廊下や外に漏れてこれまた素敵。

 

…これってさ。普通の寝室・勉強部屋にもいいよね。廊下にその部屋の明かりが漏れれば、

  • 廊下のあかりがいらない(全部寝静まってたらいるけど)
  • 家人の存在を確認できてなんかホッとする
    ああ、まだ勉強してんのね(or まだマンガ読んでんのね)、あらお義母さんもう御休みだわ。お疲れかしら…みたいな?

監視するってほどキツキツでなく、完全に遮断されてもいない。テキトーに半透明な世界。家の中にいっぱいあるといいな。

そうそう。これ、壁だけのアイディアじゃない。このお家の二階の床の一部も厚い不透明ガラスだった。これも二階のあかりが一階に漏れてオモシロいな〜と思ったよ。

 

 

梁(はり)は外にガガンと出せばイロイロ使える!

梁が外にグーンと出ているのは日本の建築でも見たことあるが、これ、何がいいって…

ハンモックぶら下げるのに最高じゃん!

 

ここでは洗濯物が干されてるっていうよりはひっかかってるが。でも、ちゃんとそういう物干スペースにしたり、ちょっと屋根をつけてテラスにしたり、このワザ、イロイロ使えそう!

 

モチロン梁は防水をしっかりしないと日本では厳しい。でもそこをクリアーさせれば…

なかの強度にも良いってもんだ!

※ここがさっきの梁のなか。ロフトになっている。

 

塀だってアートと実用性が光ります

おおお!自然石でぞうさん出現!

 

メキシコは日本に較べればやっぱり治安が悪いので、基本的に家の周りはぐるりと高い塀で囲まれている。

 

これ、けっこう味気ないのね。庭でぼーーーっとしているときに、植物ないおウチなんかだと、ほんと囚人のキブンになる。

 

でもこのうちはウキウキしたよ!ゾウやトリがいるんだもん。

ペンキで塗ったりではなくって、レンガと自然石っていう素材の違いでみせているところがなんともホッとする。

さらにところどころに棚がこれまた薄い大きな石の埋め込みで出来ている!

 

これ、お家の内装でも使えそうなネタだ♡

 

おわりに

キレイなビン、ちゃんと取っておいているんだが。

いったいいつ、出動要請があるのだろう。

!Quien sabe! (知るもんかいっ!)

 

おしまい!

◉関連記事◉

このお家オーナーEと知り合ったくだりはこちらの記事

刺繍の師匠はメキシコの食料品屋のお母さん!

今日はメキシコでとつぜん目覚めた刺繍の話。いやあ、モノづくりってなんて楽しいんでしょ!って話。そう思う人、この指とーまれっ!って話…ではないか。でもせっかくのご訪問、ちょっとお付き合いくださいな!アタシみゆまっしー。どぞヨロシク。

 

1. みゆまっしー史上・最古の刺繍が出土する

いや、出土とかいってるけど、フツーに普段から使っているし。そもそもアタシの裁縫セットの中身は小学生の時からのものがかなり多い。そのひとつはコチラの記事でも紹介した。

さて。ではその最古の刺繍をもったいぶらずに紹介しよう。

普段はビーズ通し針入れである。

小学校5年の手縫いの授業で作った。このころの夢は獣医さんでオーストラリア移住だった。詳しくはこちら(長いよ!イタいよ!)。

そんな動物好きだから刺繍も犬。実にわかりやすい。自分にだけは実に素直なガキだった。

 

しかしこれをほぼ最後に刺繍というものにはほとんど手を出さなくなった。スキーだのスキューバだの海外旅行だのに忙しかったのもあるが、モノづくり的にもモノをいろいろ使って盛り盛りで作る方が好きなので、ひたすら刺繍糸と針でコツコツ…は、はっきりいって退屈だ!と思っていたのである。

 

2. メキシコで刺繍の師匠に弟子入りする!

 ※Googlephotoの油絵機能使用

とある港町に住んでいたとき。下宿先の一番近い食料品屋さん(メキシコではabaloteという。日本のコンビニのような存在)のおかみさん(写真左端・右端は娘さん)が、店の外の椅子に座り店番をしながら刺繍をしていたんだな。

 

それがすっごくカッコいいのである!

 

正確に言うとモチーフは伝統的な花とか果物とか。あんまりアタシは作りたくないんだけど、その技法が、色が、全体から醸し出すパワーが、ごいのだ!

※我が家にあるメキシコの刺繍作品のイロイロ 

 

その場で弟子入り志願!!必要な道具=刺繍枠・刺繍糸(メキシコのはちょっと太め。モチロン日本でおなじみ6本取りのものもある)…などを街の手芸屋で買ってきて、自分の空いた時間にお店に行き、店先で教えを乞う日々が始まった。

 

で、記念すべき弟子入り第一号がこちらである。

 モチーフはメキシコの羽のある蛇神「ケツァルコアトル」。実はこの時はこの刺繍部だけを作り、後日このようなチュニックに仕立てた。

 

 

メキシコの手作り市出店時も、日本での手作り市出店時も、時々着ている。

※メキシコでの出店時仲良くなったハチミツ屋さんEの子どもたちと 詳細は

メキシコ版手づくり市だよ!【収支報告・前編】 

 

コレでも着てる→

夏休みの自由研究(提出無し)でアイシングクッキーに挑戦!

 

「あら、すてき」と誰かが目にとめてくれようものなら、妖怪おんぶおばけかコバンザメかスッポンか。待ってました!とガップリ喰らいついて、

メキシコの師匠から教わったんです〜食料品やのおばちゃんで〜…一通りの説明がおわるまでは決して離さない。そう、今キミが聞かされているこの一連の流れだ。

 

2度はカンベンだろう。そこでアタシの声が及ばない2kmくらい遠くから、ぜひ天体望遠鏡でその細部を覗いてね!

 ココがね。このブルーのアミアミ部分がね。ハンモックみたいに浮いてんのよ!

超かっこええ〜!VIVA VIVA VIVAAAAA!!!

 

刺繍に目覚めたアタシ。すぐに第二作を…

と思ったが、この街、ともかく暑い!日本のムシムシした夏が一日中続く感じ。根性なしのアタシは早々に逃げ出し、そのまま忘れ去られて・・・今日に至る。

 

 

3. 10年ぶりにこの技法にふたたび再会!

このチュニック着るたびに、

ああ、このハンモック技法、どーやるんだっけかな〜

も〜できないな〜

 

と、思っていたんだが。

去年、手作り市の出店仲間Nちゃんが素敵な本を貸してくれた。

 インカ模様?ツボすぎる!!

 

発行日。アタシも生まれていないし!それこそ正倉院から掘り出したような希少価値!

そ の う え

このマボロシのハンモック技法が載っているじゃあないっすか!

VIVA VIVA VIVAAAA!!!

 

すごい、すごいよ!マサルさんNちゃん!と、ツバ跳ばして誉め称えたら、

「そんな気に入ったんならあげるよ」だって。

VIVA VIVA VIVAAAAAAA!!!

 ※メキシコの独立記念日。みんなでこれを叫ぶ(「El grito」)。

 

これで失われた技法も復活だ!さあ、ふたたび

目覚めよ、アタシの刺繍熱!

 

 

 

そのうちね。

 

 

おしまい!

暑いならこんな家を作りたい【メキシコ・セルフビルドのススメ】

モノづくりのことを時々ちょろっと語っているアタシみゆまっしー。今、仕事としては布を使ったものが主流だが、モノづくりは何でも好きである。

 そしてアタシの最終的にやりたい究極のモノづくりは

だからいろいろなところで建物を見ても、こんなところの写真ばかり撮って、使えるアイディア探しをせっせとしているわけだが。

 

今日はそんなアタシのセルフビルド熱を一気に沸点まで押し上げてくれた、10年前にメキシコで出会った素敵なおうちを紹介しよう。

 

場所はメキシコ南部・オアハカ州太平洋岸のとある海辺の街 。この町の海岸からちょっと入った山の上に自分で家を建てて住んでいるメキシコ人Mとひょんなことから知り合ったのだが…

 めちゃくちゃその家がカッコいいのである!

メキシコは砂漠っぽいイメージがあるが、オアハカ辺りはジメジメムシムシ熱帯気候である。緑もコンモリ豊富。山の方に行けばだって手に入る!その竹がスゴくかっこよく使われているのだな〜

 

 テラスも実に気持ちがいい(残念ながら緑がコンモリすぎて海は見えない)。ちなみに2本のヒモみたいなのはハンモックだ(この街で海辺の安ホテルにも泊まったがベッドはなくハンモックだった。日本の熱帯夜もこのほうが寝汗かかないでいいと思う)。

 

テラスの手すりがまたいい!(※奥の洗濯物は無視!)

 

シャワーは屋外にある。トイレも同じくらいのサイズで横にあった。これは土砂降りの雨・それも夜とかだったら、ちょっとばかりメンドーだなーと思いつつ、この竹のドアの中途半端な密閉性が実にメキシコ的で個人的には好きである。

 

このヘンは一年中温暖なので「すきま風」で凍え死ぬ心配はない。だから窓ガラスがなかろーと、壁から向こうの景色が見えよーと、でもってそこからサソリがチョロチョロ入ってこよーと、ま、本人さえ気にしなければ問題はないのである。

 

ここならセルフビルドの敷居めっちゃ低い!

アタシでも今すぐできるかもっ!!

 

と思ったが、実はこの後半年くらいすぐ近くの街で暮らしたが、日本の夏のよーなジメジメの熱帯夜に音を上げて早々にメヒコ(メキシコシティ)に逃げ出してしまった。やはりちょっとは密閉性を高めるワザを身につける必要があるかもしれない。

 

 

ちなみにここへはサンミゲル・デ・アジェンデ時代の織物教室のクラスメート・チリ人のソレとメキシコ南部織物探訪ツアーをしているときに寄ったのだった。

◉サンミゲル時代の記事はこちらなど

◉そのサンミゲルの手作り市に出店した様子はこちら


ソレともこのお家の施工者Mとも 、しばらくはメールでやり取りをしていたのだが、ちょっと途絶えてしまってから連絡がとれなくなってしまった。当時はfacebookもなかったし。フルネームわかんないから探しようがないし。くうう残念!

 

そこで具体的な街の名は彼に迷惑をかけるといけないから書かないことにするが、チリ人のソレと日本人のアタシを快く受け入れてくれたし、その上滞在中イタリア人の友だちも来て大宴会へとなだれ込み〜!!…と実にフレンドリーで気さくなM君。

 

メキシコ・オアハカの海岸の街を旅していたら、もしかしたらキミもこの家の宴会におよばれするかも!さあ、その時のために一つだけアドバイスだ。

 

ここでは新鮮なサカナが手に入る。ちっちゃいけどマグロも一匹買えたぞ!そこでだね。粉わさび持参でメキシコに行こう

(アタシは持ってなかったのでマグロ丼も寿司もみな生姜でふるまった。ちっ残念!)

おしまい。 

1ヶ月4万円で生活する【メキシコ収支報告・後編】

アタシみゆまっしー。ここんとこひたすら10年前のメキシコ生活ネタをお送りしている。古くってゴメン。

昨日はメキシコでの手作り市出店の時のレポートをお送りした。これだ。

この記事で

結果的にフェリアの2日間とその後のちょっとした臨時販売も合わせ、総売上金4335ペソをゲットしたのである!

 

と書いたが、カンジンの出店料をお伝えしていなかった。 

 

2日間の出店料;500ペソ5000円)だ。

 

一日あたり2500円。日本の手作り市の現在(2016年)の相場的には安い方の部類であるが、アチラの物価的には決して安くはない。が、立地も集客も客層もいい場所なので、総合的にはかなりよいイベントだと言えるのではないだろうか。

 

ちなみに次の月の総売上(venta)は8227ペソ+20ドルだった(約8万円)。

※日本に一時帰国のためミシンは友人に約5000円で引き取ってもらった

 

さて、それでは以上補足したところで、昨日のメール焼き直し記事の続き。いってみよー!

 

 

※今週一週間も過去のメール焼き直し【海外生活】ネタを掲載中!※

Date: Sun, 12 Feb 2006 14:24:29 +0900 (JST)

Subject: メキシコ生活・収入と支出の一例(後編)

 

※ ちょっと紹介・我が家の家計簿

2006年・1月(すべてペソ;1ペソ=約10円)
① 食料費 966,49 (飲み水、肉、野菜、パン…など)
② 外食費 140,5  (タコス屋72、近所のポソーレ屋66など)
③ 生活消耗品107,2 (トイレットペーパー、洗剤、電球など)
④ 服飾費 160   (ちょっとフォーマルな黒靴代)
⑤ 教養費 247,4  (家の建て方マニュアル本210、海賊版DVD20、CD=R17,4)
⑥ 生活雑費1829,81  (家賃1500、洗濯屋31、電気57、電話232、もろもろチップなど)
⑦ 仕事経費410,3  (ファスナー(100本で)75、布180,3、商品包装用ビニール64など)
⑧ 交通費 95    (Aの姉Mの家まで3回、セントロ、ソチミルコなど)
⑨ タバコ代416  (24箱分、もちろん私だけではなくAの分も入っている!!)
⑩ その他 155  (Mの家へのみやげ、遊びにいったときの駐車代などもろもろ雑費)

総計;4527,7ぺソ

 

※2016年 補足※

  • 売れない俳優・同居人Aの個人的な支出までお助けしていないが、基本二人分の生活費である。ま、家賃は一人でも二人でも一緒だし、食事なんかも一人分も二人分もほとんど一緒。販売ルート開拓などでは多いに助けてもらっているから、居候兼ビジネスパートナーってことで。
  • ちなみにAからの金銭的補助はメキシコでほとんどなかった。チップが足りない時に小銭を出してもらったくらい。それぐらい売れない俳優だった。
    日本に来ても俳優業は続け、ま、ちょっとは家計の足しになったかな、という程度。はあ。夢はあったほうがいいが、努力しないで寝てみるだけの夢には…ね。8年目で別れた理由のひとつではある。
    お金がすべてじゃない。
    でもなくっちゃヒトは生きていけないのである。

 

 ちなみに12月は人の家でしょっちゅう飯を食ってたこともあり4000ペソを切っていた。まあ、一ヶ月4000ペソが今のところの目標額である。

どうです、メキシコで暮らしませんか?

以上、メキシコは首都メヒコのソチミルコからみゆまっしーでした。GRACIAS!(2006,02,11)

...................................................................

さて。まもなくメキシコ生活第二弾が始まる(2016年8,9月ごろ渡航予定)。で、また現地の手作り市に出店したら、今の物価事情も含めてまたリポートしたいな!

 

さ、では今日も制作に励みまする。おしまい。

(2016,7,15)

※昨日の手作り市・出店リポートはこちら

メキシコ版手づくり市だよ!【収支報告・前編】

※今週一週間も過去のメール焼き直し【海外生活】ネタを掲載中!※

Date: Sun, 12 Feb 2006 14:24:29 +0900 (JST)

Subject: メキシコ生活・収入と支出の一例

 

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皆さんこんにちは。みゆまっしーです。今回は枕文なしでさっそく本文に突入させてもらいますね。

 

先週末金曜日(2月3日)から火曜日(7日)まで、約一年ぶりに最初のこの国の滞在先だったサンミゲル・デ・アジェンデ(首都メヒコからバスで約4時間)に同居人Aと行ってきた。目的はここで土日にかけて開かれるフェリア(日本語だと何になるんだろう。まあ、内容はメキシコまたは各国の民芸品、アート作品、手作り品・・・などを扱う出店が集まった一種の臨時市)に出店するため。

 

メヒコの青山といった感じのコヨアカン地区に定期的に露店を出せる場所確保を目指してたのだが結果は惨敗。なんと2年待て、という返事だったので、友人の露店に依託で置かせてもらったり、Aの兄弟に口コミ販売してもらったりだけの販売方法で、自分ではまだメヒコで店を出したことが無いのだ(最後に路上で売ったのはプエルト・エスコンディードを初めて訪れた旅行中の去年の1月かも)。

 

しかしお客さんの嗜好を知るには直接販売が一番。

また、ケチの私が言うのもなんだがメキシコ人はケチなので、この生地は絹なのよ~といくら説明してもらってもイマイチ売れ行きの悪い着物生地のバッグなどは、アメリカ人を筆頭とした外国人が多く住み、観光客も多いサンミゲルのほうが回転するかも、という思いがあったので、一度は行って店を出したかったのである。

 

フェリアの開かれた場所も、私が語学クラスと織物クラスを受講した私立美術大学の回廊とその中庭で思い出深いところ。しかも現在この地に住む友人M&Yが確保してくれた場所はその織物部屋のすぐそばだったので、いろいろ思い出がよみがえって・・・と書きたいところだが、実際のところそんな感慨に浸っている暇はまったく!!なかった。

 

サンミゲルには前日入りしたもののすでに夜だったし、二人とも少し風邪気味だったので早々に就寝。で、初日の朝は通りがけの公園で壁面展示用の枝を拾い集め(このためにノコギリまで家から持参した)バタバタ準備し、10時のフェリア開始からはひっきりなしに訪れるお客さんの対応に追われ、隣の手作りの蜂蜜を売る店のやんちゃな子どもたちの対応にも追われ、ついでに漢字で自分や子どもの名前を書いて!の注文を受け、その製作(最終的にコースターになる)に追われ…という感じ。

 

 ※この子がお隣ハチミツ屋さんの娘。ほぼ一日うちの助手w

 

友人Mちゃんが二日とも差し入れしてくれたおにぎり、ハチミツ屋のEがくれたトルタ(スペインで言うボカディージョ、ちょっと短めのフランスパンみたいなパンにハムだのチーズだのをはさんだサンドイッチ)をエネルギー源として7時くらいの閉店まで全速力で駆け抜けた、といったところである。

 

しかしこう忙しかった忙しかった言うと相棒Aは文句をいうかもしれない。というのは大抵接客は彼がしてくれたのだ。

なにせ英語圏のお客さんが多いのだが私は現在英語はすっかり頭の中から消えてしまっているので、なにか聞かれても訳が分からない(どのくらい消えたかというと、以前「魚」って英語でなんていうんだっけ、とスペイン語の話せるアメリカ人に聞いたことがある。FISHだよ、と教えてもらった時はさすがに愕然とした)。そこでカナダ滞在歴8年のAにすっかりお任せ、ということに。

 

そんな彼は以前自分でこういった露店を開いていた経験からか、口から生まれてきたかのようにベラベラ語りながら次から次へと矢継ぎ早にお客さんに商品を紹介。

「このお客さんはこのバッグに興味があるんだから、ちょっとほっときなよ」などと私が横から口を挟もうものなら「俺には俺のやり方がある。口出し無用」と言われ、すっかり邪魔者扱いである。複数のお客さんがいて自分ひとりでさばき切れない時だけ、スペイン語圏のお客さんを私に回してくれる、といった感じ。

 

すごくありがたかったのは事実なのだが、さすがにアタマにきて、私が接客しているときは「私のやり方が私もあるから」と逆襲してAに口を挟ませず、なんとかお客さんとの会話を楽しむ時間をひねりだしたのだった。

 

 

このように仲良く(?)お互いの持ち味で接客し結果的には力を合わせて働いた私たちに、お客様という名の神様は非常にやさしかった。

ブレスレットは20個以上はけ、リュックタイプのバッグは一つを残して全部売れ…と、結果的にフェリアの2日間とその後のちょっとした臨時販売も合わせ、総売上金4335ペソをゲットしたのである!

 

日本円にしたら4〜5万円だが、あなどってはいけない。これは現在我が家の1ヶ月の支出とほぼ一致する額なのだ。もちろんサンミゲルまでの旅費に宿泊費、店出店料、食費だのナンだのの雑費といった経費を引くと半分くらいになってしまうのだが、とにもかくにも赤字にはならなかったし確かな手ごたえを感じ、今回得たものは非常に大きい。

 

サンミゲルで商売する人たちを始め数件メールアドレスを聞かれ今後の展開が開けそうでもあるし、また、結局ハチミツ屋Eの家族たちとすっかり仲良くなった私たちは、フェリア後彼らのトラックに荷物ごと乗り込み彼らのうちに遊びにいき、この日は既にホテルを取っていたので夜中おいとましたが、次の日は泊めさせてももらった。こうした人との出会いも大きな収穫である。

 ※彼女のうちがまた素晴らしいのだ。いつか紹介したい!

 

そんなわけで、来月の同じ日、4,5日にまた同じ場所でフェリアがあるので、3月も再度サンミゲル行きをする予定である。出店申し込みは今回はEに頼み、既に出店料も前払い済みだ。友人が買ったのと同じタイプのリュックを作って、という注文も受けているし、今回売れ筋もわかったので、また一ヶ月バリバリ作る予定である。

 

今回のフェリアに乗り込む前に、「もうかったらローリング・ストーンズのコンサートのチケットを買おう!」と二人で盛り上がっていた(2月20日ごろメヒコにやってくる)のだが、チケットセンターに問い合わせたら一人3万円もする席しか残っていないと言われ、あえなく断念。

そこで昨日はAの実家のそばにある日本で言えば肉のハナマサみたいなバカ安肉屋で牛肉だの豚肉だの普段は買えない贅沢な肉を山ほど買い、ステーキに、生姜焼きに…と、しばらくは豪華なメニューを食卓に並べ、ストーンズをバックミュージックに次回へのエネルギーを充電しつつ制作に励むつもりである。

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この後収支報告となるのだが、例によって長いので続きは次回!

今日もありがとー!おしまい。またね!(2016/7/14)

 

●で、後編がこちら●

路上は人生劇場なのだ【メキシコ行商事情・交通機関編2】

※これは2006年のメールの焼き直しネタです※
Date: Tue, 4 Apr 2006 12:43:23 +0900 (JST)

 今日は昨日UPしたこちらの後編をお送りするよ! 

メトロもバスも動くコンビニ!?【メキシコ行商事情・交通機関編1】 

 

Subject: メキシコ・行商事情(交通機関ゾーン編) 

1)なんでも売ります!!「商品販売系」(7/12記事)


2)ゲイ(芸)かガイ(害)か!?「パフォーマンス・労働奉仕系」

  1. メトロ・バス編
    ある意味前回のCD販売員より騒音公害とも言えるのがこれ。
    有無を言わさずギター(大抵歌つき)アコーディオン、ピエロの格好をした二人組の漫才…、これまたいろいろな芸が車両の中を満たしてくれるのだが、今までで私がお金を払いたくなったのは2回だけ。

    一つは市バスで乗り合った二人組のギター弾きのお兄ちゃんたち。声量はイマイチだが逆にあまりうるさくないのが嬉しかったし、二人のギターの絡み方が絶妙で、つい終わる前に小銭を用意してしまったほどイイ演奏だった。

    もう一つはラッシュ時のぺセロ(小型バス)で乗り合わせたアカペラで唄うお兄ちゃん。
    これが悲しくなるほど下手なのである。
    1曲目はなんとか我慢した。二曲目が始まった時カンベンして、と隣に座るAに苦笑い。他の乗客も同じ気持ちのようで狭い車両に苦痛ムードが充満している。にも関わらず!三曲目を唄いだした時には
    「カネを払うから今すぐやめて降りてくれええ!」と叫びそうになったのだった(結局叫ばずカネも払わず耳を塞いだだけ)。

  2. 交差点編
    交差点に現れる火吹き(火飲み)男曲芸師(親子か?子ども参加の場合も多い)などなど。
    また洗剤とタオルを持って車を巡るガラス拭き(いらないよ、と合図を送っているのにも関わらず有無を言わさず洗剤を引っ掛けて拭き出す強引派も。こんな時小銭の持ち合わせがないからと払わなくてもいいのだが、けっこう皆チクショウ…とか言いながらそれなりに払っている)。

    この人たちで偉いなあ…と関心するのはその芸や仕事内容より、信号が変わるわずかの間にパフォーマンスやガラス拭き、そしてチップ請求までしっかり終えることである。
    そりゃあそうだ。一生懸命パフォーマンスをしても、さあチップ回収、の段になって信号が青になったら皆お客さんは「悪いね〜。信号変わっちゃったから。ありがとね〜」と走って逃げていってしまうからして、当然この時間は死守するわけだ。
    時間にイイカゲンなメキシコにおいて、彼らが一番『秒単位』で時間を意識して行動している人だ、と言えるのではないだろうか。

3)かなりマユツバ「お願い系」

  • 「僕の姉(妹)が◯◯病という難病にかかった。その治療費がなんと◯万ペソもかかるんだ!どうか彼女を助けるため、皆さんの暖かい善意を…」といったことを述べ立てる妙に血色のいいおじさん
  • 前回紹介した商品をまずは配る強引販売系のように実にもっともらしいことが書いてあるらしい(というのは専門用語が多くて私の語学力では悲しいかな、イマイチわからないのだ)紙を配り、「ガン患者へ救いの手を!」なんていうイケイケ姉ちゃん
  • 無言で運転席に赤十字のマーク付き箱を突きつける入れ墨お兄ちゃん…。

    はなっから疑っている私もいけないとは思うが、この系に私はお金を払ったことがない。Aもよく「ここに書いてある××協会の連絡先なんていうのは大抵架空の偽モノさ」と言う。
    しかし周りを見ているとけっこうこれでお金を渡しているおばさんなんかを見かけたりするので、これからもこうした元手ほぼゼロ、芸も才能もいらない「お願い系」は無くなることなく続いていくのだろう。

 

いやあホントにメキシコ人って、ある意味関心するほどタフでバイタリティ溢れる国民です。私も路上では売ったことあるけど、今度はメトロで移動中にやってみるかな〜?

 

以上、メキシコは首都メヒコのソチミルコからみゆまっしーでした。GRACIAS!(2006,04,02)

.............................

メキシコのイロイロを紹介した関連ページ 

メトロもバスも動くコンビニ!?【メキシコ行商事情・交通機関編1】

※これは過去(2006年)のメール焼き直しネタです※(2017/6/11追記あり) 
Date: Tue, 4 Apr 2006 12:43:23 +0900 (JST) 

Subject: メキシコ・行商事情(交通機関ゾーン編)


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皆さんこんにちは。みゆまっしーです。(中略)前回の続きの行商事情第二弾をお届けいたします。

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メトロバス註1)の中や大きな交差点などは重要な商業ゾーンであり、またお手軽アミューズメント・スポットでもある。前回のようにその内容を3通りに分けると「商品販売系」、芸や労働を売る「パフォーマンス・労働奉仕系」、募金など善意を乞う「お願い系」。ではさっそくそれぞれを見ていこう。

  • 註1)メヒコ市内は一般にカミオンcamionと呼んでいる市バス〈お釣りはくれないので乗る前に小銭を用意しなくてはいけないのが面倒だが料金一律2ペソ(すべて2006当時の値段・現在は値上げされている)とバカ安。ちなみにメトロも乗り換えしようと何処まで乗ろうと一律2ペソ〉やぺセロという個人営業のバス〈乗車距離によって料金が変わるが最高でも4ペソ〉など数種類のバスが走り、庶民の重要な足である(1ペソ=約10円※2017年は約5,5円)。
    こんなに安いからか定期券というものはない。市バスのみ70歳以上は身分証明書提示で無料という特典がある。

1)なんでも売ります!!「商品販売系

  1. メトロ編
    メトロは安いしやっぱり便利だからか、結構いつも混んでいる。ラッシュ時などはそれこそ乗り込みたくても乗れないほどで東京圏で最悪という埼京線も真っ青の混みようだ。
    日本はよくそんななか、若者のヘッドフォンから漏れる音が原因で早朝から大喧嘩になったりするが(この怒鳴り声のほうがよっぽどデカいし不快なのだが)、メヒコではともかく音で喧嘩になることはまずないだろう。
    ヘッドフォンから漏れる音どころではなく、スピーカーから凄いボリュームでガンガン音楽を流す人がしょっちゅう現れるからだ。その人はたいていCD販売員。当然海賊版で、こんなのもあんなのも入ってたったの10ペソ~なんて叫びながら、頭ダシで数曲流してくれちゃったりする。

    その他、ガムや駄菓子、ペン、おもちゃ、薬、新聞、本…、ありとあらゆるものが車両のはじからはじまで商品や値段、時にはその素晴らしさ!!を叫ぶ人とともに、混雑などモノともせずひっきりなしに流れていく。

    その販売員も老若男女、そして服装もまちまちだ。きちんとした身なりのおばさんがガムを売っていたりして、OLの通勤途中の副業か?娘の誕生日パーティ用で買いすぎたガムの始末に困った有閑マダムの思いつき行動か?などと販売員の背景を想像する楽しみまであり、実に飽きることがない。本を読むこともあるが結構揺れて気持ち悪くなるので、そういうときは販売員ウォッチングに限る。

  2. バス編
    バス販売員の特徴は運転手さんに「いい?」と一言頼んで信号待ちなどの際に乗り込み、入り口で一声かけるだけとかバスの後ろまで歩いていってすぐ降りてしまう場合と、動き出しても一通りの活動が済むまでは乗り続ける場合とのおおよそ二通り。
    後者の場合多いのが、ともかくペンだのアメだのといった自分の商品の宣伝文句を並べ立てながら、乗客に商品をまず配って歩く。そして後ろまで配り終わったら今度は回収。その時購買したい人は代金を払い、イラナイよ、という人はそのまま商品を返せばいい、という半ば強引システム。最初このシステムがわからず「あら、くれるの?気前いいじゃん」と思った私は、相当の甘ちゃんであった。

    商品内容はほぼメトロと一緒だが、そのほかアイスゼリー、また長距離バスだとトルタ(一種のサンドイッチ)や缶ジュースといった飲食系も豊富で、食料を買い損ねても何とかなっちゃったりするあたり、多少高めでもありがたいことも(ちなみに新聞は町で買うより安い場合もあり、本当にメキシコの物の値段は流動的で言い値が正値である。タバコなどきちんとした店でも値段が違ったりして、一度どうして?と聞いたら「今日は休日だから」と訳のわからない理由を言われたことがある)。

  3. 交差点編
    交差点で車が停まるとその隙間を縫うようにさまざまな商品を掲げて(時には値段を書いた看板を持ったり背負ったりして)歩いていく人々がいる。

    ここで多いのが次の制服組2種。一つはチューチュー吸うタイプのBON ICEというアイスを売る人と携帯のプリペイド・カードを売る携帯会社TELCELの人(メキシコはプリペイド式携帯が一般的※2006年当時は。現在は自動やチャージ制でこの販売員は見かけなくなった)。どちらも日中クソ暑いのに長袖のつなぎのユニフォームを着ている。

    その他メトロと同じようにペンだのへんてこな鳥のキーホルダーだのジュースだの、独立記念日近くだと大小さまざまなメキシコの国旗だの…、果てはデカい家具といったものまでありとあらゆるものがここでも登場する。

    また場所は交差点に限らない。ちょっと郊外へ出る道沿いには日本でもあるような果物などの即売所があるが、それだけではイカンと思うのか、ビュンビュン車が走る車道の白線上に袋詰めの果物や特産のお菓子なんかを掲げた人が立っていたりもする。なんとも命がけの商売だ。

    ※この黄色い2本線上に両手に果物を持ったオジさんが立ってる(こわっ)

................................................................................. 

といったところで2000字を超えたので続きは次回!

路上は人生劇場なのだ【メキシコ行商事情・交通機関編2】 

Gracias tú! Qué tengas buen día! (2016/07/12)
ありがとー!良い一日を過ごしてね!け てんがす ぶえん でぃあ!

 ※関連記事

メキシコ・行商事情2006【住宅街・流し編】

※家の中から外の道路を眺めたところ 

 

※今週一週間も過去のメール焼き直し【海外生活】ネタを掲載!※

Date: Fri, 31 Mar 2006 14:38:03 +0900 (JST)

Subject: メキシコ・行商事情

 

このメールはBCCで送信しています。

皆さんこんにちは。みゆまっしーです。(中略)この家に一日いると実にさまざまな物売りの人や車が前の道を通り、これが実に種類もその呼び声(?)も多様で面白いので、今回はこの辺の情報をお送りいたします。

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行商人たちを大きく分けると三通り。よく通る威勢のいい声が勝負の「掛け声派」、ベルを鳴らして存在を知らせる「リンリン派」、拡声器を使って(この場合圧倒的に車使用)の「語り派」である。しかし同じ拡声器でも後述するタマーレス売りのように語りと言うよりは「唄い」と言った方がいい場合もあり、この分け方・名称も多少無理があるのだが、便宜上このように分けて以下それぞれを見ていこう。

1)掛け声派のひとびと

  1. まず朝一番の10時ごろ、赤ちゃんを商品と一緒にリヤカーに乗せドデかい声で叫んで通る女の人。日曜も休まず皆勤賞な働き者なのだが、しかしこの掛け声が判読不可能。私には何回聞いても「テオドーロォ~」としか聞こえない。
    大家さんがテオドーロという黒いラブラドル・リトリバーを飼っているので、


    いつも彼女が通るとテオドーロに「友達が来たよ」と声をかけていたところ、この家に友人M
    ちゃんが滞在中、走っていって何を売っているのか確かめてくれた。

    謎のテオドーロの友人の正体はタマーレス売りだった(タマーレスとはトウモロコシ粉で作った生地に肉や辛く煮込んだ豆などを詰め、とうもろこしの皮に包んで蒸して作った、こっちで軽食として一般的なもの)。
    しかし謎が解けた今もやっぱり「テオドーロォ~」としか聞こえない彼女のデカイ声が今日も朝の到来を告げるのだった…。

  2. 次にやって来るのはたいていガス屋である。
    「ンガーーース、ンガーーース」と実にシンプル。実際ガスのタンクを積んだ車は少し離れたところに停まっていて、若者が歩きながら声をかけて回る。
    うちもタンクを2個所有していて一本空になるとお兄さんに20リットルを一本お願い、と頼む。そうしたら部屋で待っていればいい。そのうちゴロゴロゴロ…とタンクを転がしてくる音が響いてくるのでそうしたら外の門を開けて彼を迎えればいいのだ。ちなみにこれ一本でうちは約1ヶ月半もつ。値段は170ペソ(約¥1700)くらい。

  3. 毎日ではないが日中通るのが、このほか「古鉄買うよ~compro fierro viejo~」といいながら通るくず鉄屋さん、リヤカーに木製の椅子やサイドテーブルなどを乗せ、「椅子~机~」とこれまたシンプルに叫びながら通る家具屋さんなど(しかしこんなもの、待ってました!と飛んで行って買う人いるんかね…)。

    その他にもいろいろな物売りが通るものの、結構何を言っているか判らないものが多く、Aに聞いても彼もわからない場合が多い。まあわかる人にはわかる、ということで彼らの掛け声は次のリンリン派と同じ単なる合図といってもいいだろう。

 

2)リンリン派のひとびと

  1. 昼の一時ごろカランカラン…と鐘の音が響いてきたら、それはゴミ回収車到来の合図である。
    私はこの音を聞くたびに中学時代陸上部に在籍し800m走をしていた頃よく聞いた、トラックラスト一周の合図の鐘の音をなぜか思い出す。とはいっても一般の人には馴染みがないかもしれないので、しいていえばアルプスあたりの羊飼いが羊を追いながらのどかに響かせている鐘の音を思い浮かべていただければ一番近いかもしれない。

    ともあれメキシコのゴミだし方法はいろいろだが、この辺の地区は日本と違い一定の場所に出しておくのではなく、ゴミ回収車が来たらそれっ!と皆ゴミを抱えて道に飛び出さなければいけない。そしてチップを少々。音楽をガンガンかけていると聞こえないことも多く、ちょっぴり面倒と言えば面倒だ。
    しかし出し損ねてもリヤカーにゴミを集めて回る個人営業のごみおじさんも同じ鐘の音で頻繁に通るので、なんとかコンスタントにゴミだしが出来ているといったところ。

    ちなみに現在メヒコはゴミ分別を義務化しているのだが、いくら家庭で分けてもゴミ回収車でいっしょくたにされてしまうのではっきり言って有名無実な条例である。

    ※ゴミを捨てにいく同居人A

  2. 1の鐘の音に近いので一度間違えてゴミを抱えて飛び出してしまったところ、シャーベット屋さんだったことがある。よく聞けばもうちょっと高い音の鐘である。
    こっちではこのようにリアカーの流しや屋台で道端に店を出す手作りアイス屋さんやシャーベット屋さんが多く実にお手軽である。

  3. 夜も更けてきた頃「パープー」と日本の豆腐屋さんの音が道に響く。当然豆腐屋ではなく、これはパン屋さん。
    これまたリヤカーに菓子パン系などを数種乗せやってくる。以前は情緒ある「パープー」だったのだが最近代替わりしたのか「プ・プ・プププ」に代わり豆腐屋というよりはサッカー観戦サポーターになってしまいちょっと残念であるが、音を楽しんでいるだけで一度も買ったことがない私は当然文句の言える立場ではない。

  4. その他もっと高いチンチンチンと言う鐘を鳴らし、給食の食缶みたいなものを斜にかけて通るお姉ちゃん。彼女も謎の物売りである。一度帰宅途中に遭遇し、何を売っているのか聞いてみたかったのだが、ともかく彼女の歩調が異様に早い。あっという間に遠くへ行ってしまい結局聞けずじまい。彼女からモノを買いたくても家から財布を持って出た頃には姿が見えず…ということになりそうで、それじゃあ意味ないじゃん、美容と健康にはいいかもしれないけど、と他人事ながら心配しているところである。

3)語り系のひとびと

  1. 日本でも「おいも、おいも、おいも~だよ。あったか~いおいも~っだよ。さ~あ、いらっしゃい♪」といった唄い系の石焼いも屋さんがいるが、節回しといい、内容といいそっくりなタマーレス屋が時々通る。
    「うまい~タマーレス・オアハケーニョ~、ポッカポカだよ~♪」(オアハカ風・タマーレスはとうもろこしの皮ではなく、バナナの葉で包んである。よりしっとりしていて私はこっちのほうが好き)といった感じ。
    車で営業しているからか彼の行動範囲は結構広いことをこの前発見。というのはかなりうちから遠いA
    の兄弟の家の近くを同じ声、節回しの車が通ったからである(まあ、同じ録音を使った別の車の可能性もなくはないが)。

  2. その他DJ風の異様にハイテンションな移動サーカスの広告(今日限り一人たったの20ペソ!とか言いながら一週間それを言い続けていた)、メキシコは今年5月だか6月だかに大統領選挙なのだが、その一候補者のソカロ(メヒコ市の中心広場)での街頭演説会の告知…など、拡声器での語り系宣伝カーもそれなりによく通る。
    またこれはメヒコではなくプエルト・エスコンディードにいた際、後ろが檻になったトラックに白いライオンを乗せ、これまたハイテンションな宣伝文句を並べたてた移動動物園の宣伝カーを数日続けて見かけたことがある。日中カンベンしてくれ、というウダるような暑さのなか、日陰に逃げることもできずアスファルト上を引き回され、ライオンもいい迷惑であろう。かわいそうに。

とまあ、ざっと見ただけでも種々雑多な物売りが家の前を通ることをわかっていただけただろうか。日本でも物干しざお屋さん、灯油屋さん、歩く宣伝カー「チンドンや」など外国人からみたらきっと面白いんだろうなあ。
ともあれ店を構えるのには資金が要るがそうした必要のない行商はメキシコではあたりまえで、メトロやバスなどの交通機関のなかや、大きな交差点なども非常に重要な商業ゾーンと化す。次回はこの辺の事情をお伝えしよう。

 

以上、メキシコは首都メヒコのソチミルコからみゆまっしーでした。GRACIAS!(2006,03,30)

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長い?二回に分ける?お付き合いありがとうでした!(2016/7/11)

 

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海外生活エピソード2・始動!

アタシみゆまっしー。ここんところ10年前の友人・知人宛メールの焼き直し記事ばっかで、ブログやる気なしな感じですまぬ。ブログのカスタマイズも相変わらず進まないし、そもそもアフィリエイト開始もいったい何年先じゃ?って感じの放置プレイ。

 

だがしかし。

 

日本に戻ってきて早10年。アタシもそろそろ限界だ。そこで静かに水面下で進めていた【海外生活エピソード2】計画を、ついに始動することにした。

 

詳しいことは仕事などが落ち着いたらゆっくりここで書きたいと思う。

とりあえず今日は仕事のfacebookページで先週UPした記事のコピペでお許しを。


yONAOSHI商会(facebookページ7/6記事より)

 

【yONAOSHI商会・海外移転のお知らせ&7月出店情報】

突然ではありますがこの度8,9月頃より、看板犬ハレルとともに再び中南米方面へ不定期で行くこととなりました。そこで誠に勝手ながら8月10日をもちまして日本での制作・販売・修理活動をしばらく休止させていただきます。


海外がどのくらいの期間になるかは未定ですが、一時帰国の折などに修理の対応をさせていただきたいと思いますので、随時こちらのメッセージ機能やブログの問い合わせフォーム(後日設置)などで御連絡くださいませ(イベント出店もできたらしたいですね!)。


当面はメキシコ北部の街で日本語教師のボランティアをしながら、日本と同じように手作り市に出店していく予定です。そこで出国以降ここfacebookページでは、あちらでの活動報告がおもになるかとは思いますが、引き続き暖かく見守っていただけたら本当に嬉しいです。

 

今まで本当にありがとうございました!
その気持ちを今後のイベント出店で少しでも皆様にお伝えしたく、こちらをご覧になって会場で「facebook見たよ」で全品50%offとさせていただきます。

よかったら是非是非遊びにきてくださいね!

 

ということで今後のイベント出店予定です

大崎クラフトマーケット
日時 2016年7月13日(水)12:00~20:30(雨天中止)
場所 大崎駅南口東西自由通路「夢さん橋」デッキ上
※雨天中止の際8月エントリー予定

深大寺手づくり市 8/6
布多天神社つくる市 8/7
この二つは未確定。確定し次第またご連絡いたします

    ※後日記;全て終了しています

ナマみゆまっしーとその作品たちに日本で会えるのもあとわずか!

何?別に見たくない?ま、確かにアタシをわざわざ見に来るくらいなら上野のパンダを見に行った方がいいだろうが、平日夜の8時半までやっているイベント、というのもオモシロいし、他のたくさんの作家さんの作品もステキオモシロい。

 

首都圏のヒトはパンダとビアガーデンの間にちょろりと冷やかしにきてね!(今んところ水曜の天気予報は雨なんだけどさ。ハレル出勤しないしな…)

 

んでは、選挙も行ったし。制作始めよっ!

おしまい。

 

※最初の写真はメヒコ近郊のティオテイワカン遺跡で友人Cと。